教育センター指導主事による講義 多くのアイデアが出されたワークショップ
授業者との打ち合わせ
10月15日(月)、河南高等学校において、パッケージ研修の校内全体研修を行いました。
河南高校では、Confidence(信頼)、Collaboration(協働)、Challenge(やりがい)を学校経営の基本においています。人間形成の最も大切な時期である高校時代を学力・体力・人間力を伸ばして心身ともに健康で社会に貢献する人創りをめざし、①教員は「分かりやすい授業」「工夫された授業」を徹底し授業力を高める。②生徒は学校の授業以外に家庭その他で行う自学・自習時間を増やす。③クラブ活動の入部率90%以上を維持する。④違いを認め合い明るい社会を実現するためにさらに人権教育に力を入れるなど、さまざまな取組を行っています。そのような様々な取組をしている河南高校でさらなる授業改善に向けて、45名もの教職員が熱心に全体研修に参加しました。
研修は、各種調査からみえてきた学力課題、これからめざす授業の在り方等についての講義の後、河南高校の授業スタンダードの確立に向けて、「分かりやすい授業をめざした授業改善」というテーマでワークショップを行いました。各グループからは、①授業中に、本時の具体的な目標やねらいを明示する、②机間指導中に、たくさん「声」をかけることで、生徒とのコミュニケーションを大切にする、③ペアワーク、グループ学習、ロールプレーイング、ゲームなど多様な学習形態を用い、言語活動を活発にする(教え合い、学び合いの雰囲気作り)、④ICT、視聴覚教材を用いて、生徒の興味・関心を引き出す、⑤イマジネーションを高めさせ、達成感を持たせる、など学力向上に向けてのたくさんの効果的なアイデアが出されました。パッケージ研修では、ベテラン教員の経験と知恵を借りながら、経験年数の少ない教員の授業力向上をめざして進めていきます。全体研修で出てきたアイデアを指導案に取り入れて事前授業を行い、11月末の研究授業に向けて、パッケージ研修が進められます。