12月13日(木)野崎高等学校 研究協議

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 研究協議のねらいが示されています      授業ビデオを使っての授業分析

 

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今後の授業改善についての熱心な意見交流  各グループからの意見を共有化しています

 

 1213日(木)、野崎高等学校で11月に実施された研究授業に対する研究協議が行われました。会場の会議室には当日出張などで不在の教員を除いた48名の教職員が集まり、「今後の野崎高校の授業改善に向けて」をテーマに熱気溢れる協議が行われました。

 11月の研究授業に参加できなかった教員は、その時録画した授業ビデオ(化学)を研究協議当日までに見ておくなど、学校全体で協議ができるよう、周到に準備されていました。

 協議の前半は、授業ビデオを使っての授業分析でした。野崎高校の首席が「授業観察シート」の項目の中からポイントを絞り、そのポイントに基づき解説をしました。授業者は授業の冒頭に本時の目標を生徒に理解させるとともに、発問を通して生徒から多くの気づきを引き出したり、実験の内容を身近な内容に結びつけることで学習内容への関心を高めようとしたりするなど、パッケージ研修の第1回全体研修で共有化した「野崎高校の授業スタンダード」に基づきながら授業を進めていました。はじめは落ち着きのなかった生徒たちが徐々に授業者に注目し、授業の最後のまとめではたいへんよく集中していている姿が見られるなど、パッケージ研修を通して授業者の授業が大きく改善されたことを全員で確認しました。

 協議の後半では、この授業ビデオ分析を踏まえ、今後の各教員の授業改善について小グループで交流するワークショップを行い、改めて野崎高校の今後の授業改善の方向性を全教員で共有化しました。

 野崎高校が行ったこの研究授業から研究協議への流れは、教科の枠を超え学校全体で授業改善を図る取組として府立高校にはたいへん参考になるものです。野崎高校の学校力の一層の向上を確信しながら、パッケージ研修を終了しました。