摂津高校パッケージ研修支援研究授業および研究協議

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250930摂津3.jpg      研究授業風景

 

【研究授業】

平成25年9月30日(月)摂津高等学校において1年1組の教室で数学Aの研究授業が実施されました。

この研究授業に至るまでにプレ事前授業・事前授業と行い、授業改善に向けて次の4点、①本時のねらいや目標を明示し、生徒に理解させていること、②わかりやすい説明を心がけること、③グループでの活動など、多様な学習形態をとり、学び合いの雰囲気をつくるとともに、言語活動を活性化すること、④授業の振り返りで、本時で理解したことを書かせたり発表させたりするなど、理解度をチェックすること、を重視することを確認しました。

研究授業では、サイコロを投げる反復試行の確率を中心に行われました。前回の復習からはいり、生徒の理解度を見ながら、生徒への発問も工夫し、授業が進められました。また、一人で考える⇒グループで相談し合って答えを確認し合う⇒答えが違うならば、なぜその答えになったかを説明し合うなど、学び合いの場を適切に設定していました。授業者は、机間指導をしながら、ヒントを出すなどしっかり支援していました。その後、異なる解答をした4名の生徒が、解答を板書し解説を行いました。授業者は、これらの解答から反復試行の確率のまとめにうまくつなげると同時に、多くの気付きを引き出していました。

グループ学習を終え、本時の振り返りとして、反復試行の問題が設定されました。その時の生徒の取り組む姿勢は、特筆すべきで、すべての生徒が、その問題に「わかる」「できる」という実感をもち、前向きに授業に参加している姿が印象的でした。

 

【研究協議】 

研究協議では、本時の授業を振り返りながら、今後の摂津高校の授業改善に向けて協議が行われました。まず、授業者から、授業ビデオを使って、今回の授業で特に工夫したことやチャレンジしたことの説明がありました。そして、参加された教員一人ひとりから、自分の授業にも取り入れたいと思う良かった点と改善点について意見を述べるなど、「授業観察シート」に基づきながら、授業改善について活発に意見交換を行い、方向性を探ることができました。いい雰囲気でうらやましい、教え合う生徒の姿が生き生きしていたなど評価する意見が多く出されました。 

 このパッケージ研修をきっかけに、教科の枠を超え学校全体で授業改善を図り、摂津高校の学校力の一層の向上を期待しながら、パッケージ研修を終了しました。