10月21日(火)伯太高等学校 事前授業

10月21日(火)伯太高等学校において、事前授業が行われました。

コミュニケーション英語Ⅰの授業で、先生方が生徒役となってグループ活動や発表活動を取り入れた授業が展開されました。

単元は職業について生徒に意識させることのできる内容で、本時は単元内容を理解したのち、その理解をもとに自身が将来就きたい職業について英語で表現することを目標として設定していました。そのために生徒に踏ませる学習活動のステップや、補助となる単語のリスト等も工夫がなされていました。まず授業者の先生がモデルを提示し、生徒に目標を具体的に明示しました。また、進路関係のホームルーム活動で実施された職業適性検査の結果を再度確認させるという、教科を超えた連携にも挑戦していました。生徒役の先生方は、配付されたプリントに示されたフォーマットをもとに、自身が就きたい職業、理由、そしてその職業でどんなことをしたいかということを英語で書いていました。その後、グループで一人一人が発表し、グループ内で相互評価をしたのち、グループ内のベストスピーカーを選び、選ばれた生徒は皆の前で発表をするという順序で展開していきました。 

 

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プロジェクターを用いた説明の様子   グループワークの様子

 

 

事前授業後の協議の中では、グループ内であるいは全員の前で、簡単な英語であっても自身について英語で発表した、できた、ということ自体で、心の中に動くものがあったという評価もありました。生徒にそのような体験をさせて自己肯定感を育むことにもつなげることができればという授業者の先生の思いにつながるものでした。一方、英語が本当に苦手な生徒への指導に関する懸念を含む意見も出ていました。いただいた意見を参考にしながら、授業者の先生だけでなく、同科目の担当の先生方とともに、単元を見通した評価方法も含んだ単元計画を再考し、生徒が主体的に学ぶ工夫をさらに取り入れ、研究授業に向けて準備が進められます。

研究授業では、さらにグレードアップした授業が展開できるものと期待されます。