校長ブログ

茨木高校の日常をお伝えします。

少し止まる、そして歩む!

生徒玄関、ロッカー、ホワイトボード。体育祭の各団のメッセージが書き記されていたところには文化祭に向けてであろうか数々のボックスが何かを主張していた。あぁ、マスコットが自然に帰っていこうとするこの同じ週にもう次のステージに行こうとしているという光景に「ここか」と思う瞬間をもらった。この17年自分とは明らかに違う多くの生徒たちに出会う。決定的な違いは24時間の使い方だ。自分の24時間...

満員御礼

 9月10日(水)朝8:00。生徒玄関に立つ。左側にはマスコットたち。多くの人たちの心を揺さぶり、役割を終えようとしている。強い日差しはあるものの涼しさをもたらす風も感じられる朝。両手にパンパンになった袋を抱えてごみ集積場に向かう生徒。集積場は生徒のみんなの努力と奮闘の跡が示す多くの袋が、押し競まんじゅうをしているようだった。ごみを捨て終え、玄関まで戻ってきた生徒が「お疲れさん」とかけた声にさわや...

閉会式

ものすごく暑かった体育祭の一日を終える儀式、閉会式。成績発表。集計結果を待ち、団員がみんな一堂に会し、体運会記録部長の声を待つ。多くの音に包まれ続けた体育祭の中で静寂が訪れる瞬間だ。歓喜の渦、涙、笑顔、感謝の言葉。様々な感情が一斉に動き出し、次の言葉を待つ。3つの部門と総合成績。4度訪れるチャンスに息を飲む。  記録部門の係から審査について尋ねられた時に思わず吐いた弱音が、差をつけるのは難しい...

夏(まだ終わっていない)の忘れ物

台風一過。晴天の下で各団の練習が繰り広げられている。紫外線対策と水分補給に留意して体を労わりながら当日を迎えてほしい。 先週は、NZでの合宿の成果とこれからの公式戦についてラグビー部のメンバーが校長室を訪れてくれた。感想が書かれた冊子の中には練習や試合を含めた専門的な内容や文化的な気づきや現地の人々との交流から得られた知見などが語られており、引率の先生、力を尽くしてくださったOBの方々への...

コンサートに行く。例えば、ドーム球場のアリーナ。まぶしいライトが照り付ける中でスモークが少し舞う。あぁ、やっとこの日が来て、こんなに近くでアーテイストのパフォーマンスを楽しめるのだと思うと胸が躍る。ふとパイプ椅子に視線をやると、連結するための金具が飛び込んでくる。急にその金具が愛おしくなる。この一つひとつをつないでくれた人がいるんだ。腰をかがめ、強度を確かめ、PutからSetへ。歌や曲や演奏の素晴...

Many kinds of flowers here are at their best in early September.

IHSSECが校長室に届けられました。この3年間、77、78、79、80期が春やこの時期に訪れてくれお話をしてくれます。執行部の役割、議会との関係、だからこそ果たせることなどについて説明を受けました。執行部にいるからこそ知れたこと、まさしく茨木高校の生徒の多様性を目の当たりにしていることがひしひしと伝わってくる時間となりました。 8月のReflectionのブログの中でも数々触れましたが、10代で...

Is seven days short?

一週間後、いよいよ体育祭、本番だ。昨日は、審査員としてどう向き合うべきかという心構えをいただく会合が招集された。観点と基準が示された。先生方からも質問がなされ、係の生徒のみなさんも懸命に答えてくれた。かかわるすべての人たちの努力がひとところに集まるからこそ、時に進むべき道が見えなくなり、立ち止まらなければならないことがある。俯かなければいい。前を向けばいい。空を見上げればいい。思ったより空は...

You are busy with the final preparations for your festival.

I was very busy with the final preparations for A Happy Wedding Song in June. White Boardに書き込まれたメッセージ、出番を待つマスコットたちの楽屋入り口。携わる様々な組織のリーダー、そしてフォロワーたち。 Busyは「(人が)忙しい」とともに「(場所が)にぎやかな」の意味があり、 Preparat...

Reflection4

 同日8月21日(木)美しい景色を愛でた後、職員室の前で懐かしい姿を発見する。懐かしいと呼ぶにはまだ早い76期生が笑顔で会釈をしてくれた。在学中には大いに個性を発揮し、部活動、地域連携、研究活動に精力的に取り組んでいた。顕著な研究の成果は多くの人の心の中にあると容易に想像できるが、私が直接触れ合う中で大きく記憶に残っていることが2つある。卒業式を終えた後、75期生とともに、校長室を訪れ、もっと尖る...

言葉のかけらでつくる新しい景色 Reflection 3

幸か不幸か夏は終わ(ら)(りそうに)ない。まだ夏を振り返られる。茨木市中学生向けの説明会に大いに心揺さぶられた8月21日(木)、ちょうど一週間前の出来事。観客の能動的な参加を促し、多様な視点を提示する表現活動を展開されている尾角典子さんを講師にお招きし、本校の美術室でワークショップを開いていただいた。 校舎を飛び出し、飛び込んでくる風景を言葉にし、その言葉をカードに書き出し、みんなで持ち寄りなが...