2023年6月アーカイブ

時を遡る(5)  忘れ物

6月8日(木)教育実習生の授業を拝見した。様々な経験を経てたどり着いた道。その中での授業はいわゆるご自身が自分と向き合いながら、現時点で見つけたものの集大成をぶつけておられるように感じた。授業後に校長室を訪れられ、私からは「整理され、機能的になされる板書のすばらしさと机間巡視の中で一人ひとりの様子をつかみ、教壇で全体に返す柔軟性のある姿に心動かされた」ということをお伝えした。  ご自身の高校時...

時を遡る(4)  素敵な贈り物

6月2日(金)「3年生の家庭科の授業で昼食を作るので、6月16日に提供したいのですが」というお申し出を頂いた。「2週間早いバースデイプレゼントとして喜んでいただきます」というお返事をした。評価とつながるということなので詳細は控えますが、とても一コマの授業の中で作ったとは思えない、色どり、味、栄養価、ただただおいしくて、ただただ幸せな時間を過ごさせていただきました。味、香りをお届けすることはできま...

時を遡る(3)  アスファルト

6月16日(金)翌週からの宿泊野外活動の大きな荷物を送るためにコロコロ(キャリーケース)を引いての出勤(生徒のみなさんは登校)となった。朝の早い時間であることもありできるだけ大きな音を立てないで歩く中、アスファルトの状況でガーッ、ゴロゴロ、サーッ、スーッ、コロコロ。デコボコでガタガタの道もあれば、曲がりくねった道やほんとに音もなく運べるまっすぐな道もあり、普段は意識していない道路に感謝をしながら学...

時を遡る(2)  そっと手を差し伸べる

6月17日(土) 第1回学校説明会を行いました。校長挨拶では、本校のKeyである、自主自律の精神を育むうえで、AZUKERU+Share(共感する)=SAZUKERUというメッセージをお伝えし、いろんなことにチャレンジする生徒のみなさんと気持ちを共有、共感することの大切さをお伝えしました。  在校生の言葉として、自分たちがやりたいことを主張し、やり遂げた話として、文化祭の脚本作りで生徒が主体性を発...

時を遡る(1)    UCB  アメリカへ

6月2日から17日までブログを書けないでいた。綴るべきこと、紡ぐべきことはたくさんあった。多くの方から、元気ですかという便りも得た。50代最後の数日を時を遡ることに費やそうと思う。  GLHS10校の合同企画でアメリカへの研修の団長として生徒の引率に関わることとなった。自身、この企画では6度目、7年ぶりの引率となる。この合同企画の中で最初に引率した生徒は30歳になる。今(その時々)に宿る心...

肋骨感じるわ!

6月27日(火)4限、豚の胎児の解剖の実験。大阪府の中学校、高校から十数名の先生方が見守る中、公開授業が行われた。生命倫理の話、実験手順の話がなされた後、豚の胎児と向き合い、鋏を入れ、体内の探検が始まった。「膵臓って空気触れたら溶けるん?」「脳ってきれい!」「すごい肋骨感じるわ」  研究協議の中で、参加者の先生方のお1人が「授業の中で拾った素晴らしい生徒のみなさんの言葉です。」と紹介してくださっ...

雨霧、雲

 ←最終日、霧の草千里。さっきまで丘を登っていた生徒が見えなくなる。何度も見失いながら、姿を確認する。宿泊野外活動の中でも霧が出て、靄がかかったこともあっただろうけれど、きっと色鮮やかなこの緑色に心癒されているのではないかと霧が晴れていく様子を見ながら感じている。     体調不良や思うようにいかないこともあっただろうけれど、大丈夫。→雲を突き抜けたらこんなに美しいお日様が照らしてくれた。最...

よかばい

3日めの行程を終え、阿蘇ファームビリッジへ到着したグループ、向かうグループさまざまである。昨日とは違う好天の中、実施が叶ったチーム、昨日同様、風に泣かされたチーム状況もさまざまである。心身ともにコンディションもさまざまな中、出会うさまざまな人たちに癒されている。 自然災害、コロナウイルス感染症等の影響から立ち上がり、前を向き、歩んでいる現地の皆さんと言葉を交わし、想いを届けてもらうたびに人と人が...

何かある!

話者を包み込む温かい眼差しが向けられる中で、一人ひとりがいい宿泊野外行事にしたいという願いを感じ合える出発式でした。「何かあること」を願う参加者と「何もないこと」を祈る団長と双方の違う「何か」(Some)の中で一生の中で忘れられないOnly 1や人生の中で最高のNo.1.ONEに出会えることを願いながらそっと見守りますというメッセージをお送りしました。  こんなものを見つけましたという会話がで...

Engine in your mind!

いよいよ明日から宿泊野外活動で九州へ旅立ちます。5限の結団式。行事委員長から「何か新しいものを見つけよう」というメッセージが送られ、77期生と旅を共にするメンバー、旅行社の添乗員さん、写真を撮ってくださる方、そして引率の教員が紹介されました。学年主任の先生から準備をしたものにこそご褒美があるというお話があり、様々な役割を果たして明日に臨む、それぞれの生徒のみなさんに勇気と力を与えてくれました。...

North South Island

4月当初より78期行事委員のみなさんが時間と労力をかけて準備をしてきた今日の日のプレゼン。Weekdayだけではなくお休みの日にも、この機会のために注力してきたプレゼンテーション。地域ごとの特徴、それぞれの日程の組み方、バリエーションの豊富さ、語り口の違い。どれも魅力のある、見ごたえ、聞きごたえ、感じ甲斐のある発表でした。自分たちが提示したプランが選ばれたとしても、たとえそうでなかった...