~ING

4月15日(月) 2,3年生の生徒(1名ずつ)が校長室を訪れてくれた。始業式のあいさつのことなどを含め、自分が今まで携わってきた生徒や業務のことについてお話しした。一日の重みが違うから大切にしたいということ、できるだけ多くの生徒と話す機会があればいいとお伝えしたことが、こんなに早く届いて、行動に移してくれたことに心から感謝!

平成の一桁の時代の話からつい最近の海外研修の話まで多岐に渡って時間・空間旅行をする有意義な充実した時間だった。二人の人生にとって何か役に立てれば幸いだ。

式辞(あいさつ)はいつもうんうん言いながら書いている。自分の言葉で、想いが伝えられるようあっちに行き、こっちに行き、夜中に目が覚めて、書き留めたり、異様に早い時間に校長室で原稿とにらめっこしたりする。振り返ってみたら、「叶う」は集会で2回言っていたり、ただいまがすべってみたりうまくいくことばかりではないが、二人はそれも含めて楽しんでいますと応えてくれた。宝物のような言葉を数々いただいた。

昨年度をようやく、昨日終えることができたので改めて振り返ると集会以外で生徒と話す機会は本当に数えるほどだ。宿泊野外活動でのラフティング、インストラクターの人たちのすれ違いざまの「団長サイコー、団長って校長先生だったんですね」の一言はおそらく一生忘れない。ボートの上で77期生の参加者がどんな話をしてくれたか想像がつくからだ。草千里で一人ひとりの生徒たちと話をしたこと。靄がかかったり晴れ渡ったりする中で見えるBright Greenも一生ものの景色だ。文化祭の出演。その時に話に来てくれた一人ひとりの話をしてくれたこと、EFへの導き。二度と帰ってこない珠玉の時だ。ずっと心に抱いて大切にしている。朝、挨拶するときにはいつもその感謝の念を抱えながら「おはよう」と声をかける。

15日に話を戻す。「校長先生、授業をしてください。」うれしい言葉を頂いた。法律上校長は正規の授業をしてはいけないという驚愕の事実をお伝えした上で、look forward to~ingについてなぜ、未来のことなのにto前置詞+ingなんでしょうというクイズを出してみました。「いきいき感、まざまざ感」が~ingのエネルギー。今年度も茨高生にとって「いきいきする瞬間、まざまざと思いだせる色鮮やかな風景」と数多く出会える出来事があることを心から願っています。

最後に前回の英文の答えです。

I was ashamed to find myself sleeping on the train with my name card around my neck and my mouth open.

一語だけ代えたほうがいい単語があります。その単語は何でしょう?次のブログで答えとオーストラリア滞在中の出来事をお話ししたいと思います。(授業になってますか?)

今日もたくさんの素敵な~ingと巡りあえますように!