宿泊野外活動から帰阪後、様々なシンポジウムや説明会、研修などに参加し21世紀に必要なスキルや英語教育、医療に携わる多岐にわたる分野やそのモティベーションなど日々学ぶ機会をいただいている。 21世紀に重視される非認知能力と言われる4Cs (Communication, Collaboration, Creativity, Critical thinking)。 授業の中でうまく落とし込めていくことが...
校長ブログ
茨木高校の日常をお伝えします。
「いった~, だっる~」小さい「っ」(促音便ではない)が表すいら立ちは効果的だ。朝の生徒玄関。中間考査3日目金曜日。多くの人たちからの「あっつ~」を聞いた。容赦なく照り付ける日差しは記憶をも溶かそうというのか。「覚えることが多くて大変だ。」表現は違えども、多くの同様のコメントがやり取りされていた。学習における「量」の劇的な「質」への変換は一定量を蓄えないと起こらないという観点からすると大変だけど...
「全文を覚えましょう。」「何でですか?」「冠詞まで正確でなければならないですか?」「時制や助動詞も寸分の狂いなくですか?」予想通りの批判の嵐でした。「太字の表現のところだけ覚えておけば入試には対応できるでしょう。」そうです、入試への対応ということであれば一理ありです。しかし、ゴールは入試に合格することだけではない。(もちろん過程として必要、大切な要素ではある。) もう8年前になる。英語教師として最...
伝統―ある民族・社会・集団の中で、思想・風俗・習慣・しきたりなど、規範的なものとして古くから受け継がれてきた事柄、また、それらを受け伝えること。 文化―人間の生活様式の全体、人類が自らの手で築き上げてきた有形・無形の成果の相対。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきた。 ...
6月末、様々な教育関係者の方々が校長室にお見えになる。夏休みを前にして様々なプログラムのご紹介だ。もちろん、本校独自にご紹介するものにも学問発見講座、京都大学研究室訪問、東京スタディーツアー、地域医療体験、GLHSアメリカ研修、熊本半導体研修などがある。大学からの「超」探究Summer Schoolや茨木市からの文学、芸術にまつわる催し物のご紹介もあった。みなさん、高校生のこの時期に体験することが...
先週の金曜日、大阪に舞い戻った。一週間が経った。翌日の学校説明会、シンポジウム、今週の教育庁関連のやり取りなど肉体的には疲れを取り除く暇もない一週間だった。 なぜだろう。心は満たされている。移動することを余儀なくされる一週間だったので、電車の中でつらつら考えた。自主自律の精神に満ち満ちた宿泊野外活動。Pitchする行事委員たち。自分の時間はほぼ取れずに全体が心から喜べる道を常に模索し、計画し、示し...
保健の授業の中で出会ったシエスタ。文化の違いやうらやむ気持ちが交錯する。だったらやってみよう。お昼休み、遮光された部屋は...
1985年。2度めの海外旅行先としてインドの井戸掘りツアーに応募した。インドで首相が暗殺されるという政情不安のため企画が変更され、スリランカで農村地域が様々な援助を受けて立ち上がっていく様子を視察することになった。 ある施設の中で働く青年海外協力隊の日本人に出会った。村の人、特にお年寄りや子どもたちに絶大の信頼を得ている様子、触れ合うすべての人が笑顔になっているように見えた。私たちとの交流を通じて...
放送部一年生部員のさわやかな声での開会のあいさつ。令和7年度第1回学校説明会が行われた。校長挨拶では、自主自律の精神を体現している例として昨日夜帰阪した宿泊野外活動での2つのエピソード、「5分前に部屋を出よう―バイキング対策」と「時計回り大作戦」についてお話しした。(詳細は校長ブログをご覧いただくよう案内した)紹介ビデオ、首席による本校の教育内容の説明の後、 ...
保安検査に並んでいるとき、すぐ目の前にいる79期生がおもむろに挨拶してくれた。「こんにちは」こちらもうれしくなって「楽しかった?」と「は」の最後ぐらいに問うてしまった。少し考え、彼は「二日めのDuck Raceです。」と応えてくれた。予想しえなかった答えに思わず「ダ、ダッ」と繰り返そうとしたら、クマ牧場の催しで,大きな盛り上がりを見せたことを伝えながらカバンにぶら下げているアヒルのペンダント(...