2025年、半年が終わります!

先週の金曜日、大阪に舞い戻った。一週間が経った。翌日の学校説明会、シンポジウム、今週の教育庁関連のやり取りなど肉体的には疲れを取り除く暇もない一週間だった。

なぜだろう。心は満たされている。移動することを余儀なくされる一週間だったので、電車の中でつらつら考えた。自主自律の精神に満ち満ちた宿泊野外活動。Pitchする行事委員たち。自分の時間はほぼ取れずに全体が心から喜べる道を常に模索し、計画し、示し、実施した。「こうあればいいな」がすべて詰まった営みだった。Catchする79期生。指示が出た時、あるいは問いかけられた時、声を出して、時には目礼、何らかの形で意思を表し、応じ、そして行動に移した。モラルやmannersという観点ではさらに高いレベルで考動していた。

バスの移動の際、様々なクラスのバスに乗車したが休憩から戻ってくる際に必ず笑顔で会釈、あいさつしてくれる生徒たち。廊下ですれ違う際にそっとスペースを空けてくれる生徒たち。食事会場で運搬に困ってる人をさりげなくフォローする人たち。バスの運転手さんが荷物を下ろすのを汗だくになりながら手伝う人たち。

人の幸せを、自分の幸せとする姿に数えきれないほど出会えたことに何よりも心を打たれたということを自分の中で言語化、映像化するのに要した一週間だった。

さらなる気づきは食事や会議前のひと時に、一日あったことを共有する際に、どこどこのどの場面でのだれだれの一言、所作、ふるまい、佇まいがいかに素敵であったか、それこそ話者がだれで聴衆がだれだかわからないくらい言葉、思いのやり取りが見られました。この喜びも望外です。おそらく生徒のみなさんは自分たちの何気ない日常のやり取りを教員が見ていて、それを喜     んでいることなんて想像もつかないでしょう。

そのことを心から自分の喜びとしている先生方を拝見し、本当に幸せでした。令和という時代、急速に世の中が変わって行く中で人が喜んでいる姿を喜べ、自分の喜びとする人がいるコミュニティーがあることは未来への一筋の光です。理想としてあるBeが現実のものとなるam一つの光の道筋-Beam-として示し続けられますように!

茨木高校に赴任して4年め。初任校は10年勤め、8年めに偽物英語教師である自分に挑戦状をたたきつけ、オーストラリアでの日本語教師を志した。約2年間現地やその他での実りある経験も含め、12年間初任校でお世話になった。帰国後は統廃合の末立ち上がった全国で初の試みである新校で国際エリアを立ち上げにかかわり、海外宿泊野外研修ホームステイプランを実施した。国際情勢など困難なことが多々あったが、多くの支えを得て実現した。4年間の勤務を終え、大阪市内の芸術の専門学科を擁する学校で国際交流を軸とするプランの充実にかかわった。4年間の勤務で4度海外研修に携わって多くの生徒のいろんな力に触れることができた。その後市内のGLHS校で海外大学での活動ができるプランの立ち上げと、結果SSHの援助ももらいながら現在のGLHS10校の海外研修につながるものを企画、立案、実施、今年度も団長として参加させてもらう。7年間教諭として、8年めから首席、教頭を務めて12年間お世話になった。高槻市の学校で1年校長としてみんなに支えられて、茨木高校への赴任となった。先生方が生徒と触れ合うときに全力で取り組んだことを共に喜べるが一番大切だと思い、教えること生徒と触れ合うことを第一義としない道を選んだ。この宿泊野外活動は本当に実りあるものを多く示してくれた。

大きな、大事な、大切な一年だ。(1年の節目、あぁ、また一つ歳をとる)