肋骨感じるわ!

6月27日(火)4限、豚の胎児の解剖の実験。大阪府の中学校、高校から十数名の先生方が見守る中、公開授業が行われた。生命倫理の話、実験手順の話がなされた後、豚の胎児と向き合い、鋏を入れ、体内の探検が始まった。「膵臓って空気触れたら溶けるん?」「脳ってきれい!」「すごい肋骨感じるわ」

 研究協議の中で、参加者の先生方のお1人が「授業の中で拾った素晴らしい生徒のみなさんの言葉です。」と紹介してくださったエピソードでした。先生方は、好奇心に満ちた、懸命に献体に集中する生徒のみなさんを見て、この実験の価値の高さを確かめておられました。バーチャルでは体験できないまさしく本物に触れる貴重な経験だったと思います。

 昨年8月のLIFEというブログの中で書いた

活→生命、生物、生き物、人生、一生、生涯、生きがい

→活動、活気、活力源、活気を与えるもの

 可算名詞としてaを必要とする「生物」、必要としない「生命」を体験する時間でした。準備含めて時間を費やしてくださった伊藤先生、ご準備に当たられた生物科の先生方、他校から参加してくださった先生方、そして本校の先生、何よりも多くのことを学び、手に入れた生徒のみなさん、ありがとうございました。流れる時間が意味のあるものになっていく瞬間を共有できたことが格別な時となりました。Life is precious!