Ukeru  Azukeru  Sazukeru

先週の金曜日に教育実習生のオリエンテーションを行いました。様々な思いを抱いて教壇に立つことになる皆さんへのエールになればと願いを込めてメッセージをお送りいたしました。

以下はご挨拶です。

教育実習生オリエンテーション

・皆さん、こんにちは、校長の高江洲です。よろしくお願いします。

自分自身の教育実習は37年前です。教科指導はもちろんですが、生徒指導に関しても多くのことを学んだ2週間でした。実習最終日に、職員室で挨拶をする際に「授業」は生徒が「受ける」ものではなく、教師が「授ける」ものだということに気づいたというお話をしました。その時から今まで「受ける」業ではなく「授ける」業であるということと向き合いながら時を過ごしています。

手偏、わずか3画の部首が付くだけで大きな違いがあることに面白さを感じてもらえる2週間になることを心から願っております。

卒業されてから本日までに要した時間は様々ですが、皆さんが経験されていないコロナウイルス感染症とともに学生生活を送ってきた生徒たちとの触れ合いの中で、自分たちのころと変わったこと、時代を越えて同じであることなど発見されることがあればそれは皆さんの人生にとっても大きく役に立つ財産になると思います。

各家庭、そして社会にとって宝物である生徒をお預かりしているのが学校です。皆さんが対処できないような出来事と出くわすことがあれば、迅速に指導教官にご相談いただき、丁寧に、正確に情報共有をお願いいたします。

 最後は授業に関してです。教育実習のメインは授業です。授業のGoalを指導教官と共有できれば、あとはいかに良質の「問い」をどのタイミングで、どう効果的に発することができるかにかかっています。しっかりと教材、生徒たちを向き合い、興味深い「問い」を授業の中に編み込んでください。生徒にとって面白いと思う範囲が広がり、学びたいという気持ちが育つ機会が1度でも訪れれば皆さんの教育実習は成功です。6月9日に先生たちご自身がご自分や生徒の変化に気づき、心動く瞬間を心に抱いて実習を終えられること、そして教壇に立たれ生徒を導く同僚となられることを心から願い、応援しています。よき2(3)週間となりますように!