今日は、超人気キャラクターの誕生日なんだって!」緊張していますという在校生と卒業生に自分のしているネクタイを示しながら言った。11月18日(土)令和5年度学校説明会の開始前の出来事です。
茨高の学校説明会は、生徒と保護者の方を分けて同時刻にそれぞれの説明を行います。過去の説明会については保護者向けの体育館での内容をお届けしていましたが、やはりメインは中学生、そして迎える茨高生であることを踏まえ、各教室の様子をお届けしようと写真を撮っているときに「誕生日」についての情報を得ました。出会うであろう中学生一人ひとりに、心づくしの説明をしようという意欲溢れる様子に触れて改めて心強い思いを抱きました。黒板に示された文字、デザイン、色合い、それぞれがそれぞれにしかできないプレゼンをその時にしかないものとして提供する。そこでいただいたことが機縁となって、また、新たなご縁が生まれていく。素敵な時間が流れていたのでしょうね。
体育館では、在校生2年生と今春、卒業された75期生の方からお話しいただきました。在校生からは、自らがこの説明会に参加した時に感じた先輩たちの運営する力、臨機応変に対応する力、あふれる茨高愛に導かれ、合格すると確信するまで勉強をし続けたという入学前のお話、そして在学する今、2つの行事Immersion Program、卒業生講座について話してくれました。Immersion Programでは自分の力で大丈夫かと不安な中で参加、やる気に満ちた仲間たちと過ごす英語漬けの中で身につけたスキル、経験のおかげで肩の力を抜いて学習に取り組めるようになったこと、卒業生講座では、社会学、生物学の分野のご講義を頂き、学びのメモがA4裏表びっしりとなるようなかけがえのない時間を過ごしたことについて話をしてくれました。音楽についての話はどれも示唆に富むものばかりでした。
75期の卒業生からは、コロナと向き合う3年間の中で、やはり音楽に携わる中での苦労についてお話しいただき、距離の取り方や換気の方法など試行錯誤を重ねたことを楽しかったと表現されました。音楽会の際のホールとの打ち合わせや体育祭のマスコット、衣装作成にまつわる苦労などもずっと昔から受け継いだものを改善できる喜びとなったという表現をされました。一般的に考えると、つらくなるようなところをすべてエネルギーに変え、前へ進んで行くその力強さが、夏休みに竹を切りながら志望校合格までたどり着いた原動力であったのだろうということを感じさせてくれました。体育祭が終わったその時から、3年生の空気が一変した。その空気が変わる雰囲気が好きでしたという言葉は会場にいらっしゃった保護者の方だけではなく、茨高在校生にも大きく示唆に富む言葉だったように思います。
お二人のお話を聞きながら、本校が進んで行く「これから」を考える上でとても大切な時間を頂きました。主催者でありながら参加者として御礼を言わせてもらいます。ありがとうございました。
ご参加いただいた中学生、そして保護者の皆様に実りあるものがお届けできた時間であったことを心より願っております。
寒い中、挨拶をし続けた係の生徒のみなさん、先生方、体育館のシート敷きやいす並べ、その撤収に当たってくれた生徒のみなさん、先生方ありがとうございました。今日という日が皆さんにとって良い日となりますように!
ミッキー、ミニー、誕生日おめでとう!