茨木高校学校近況ブログで「まちづくり」を検索すると66件ヒットする。2日めの体験プランは商店街の活性化や本部地域まちおこし協力隊の方々によるワークショップ、本部高校との学校交流など盛りだくさんな町おこしの取り組みと触れ合う機会となった。
米軍基地の街として栄えたコザの歴史から、その後の政治、経済の影響を受けた中でシャッターの下りる商店街、紆余曲折を経て「街の物語を作る」をコンセプトに映画やホテルの利用を通じてまさに一進一退しながらtackleしておられるようすを参加者は全身で感じ取っていたのではないかと思いました。One visual One message-compactでimpactのある数々の言葉をいただきました。ありがとうございました。
午後からは本部町の地域おこし協力隊(国の事業で全国津々浦々から集まってきたメンバーたち)によりさまざまなアイデアを出し合うことで地元の学校の活性化に取り組んでおられるプロジェクトについてお話を伺い、ワークショップに取り組んだ。一番根っこに間違いなくある人間愛、どうせなら面白く生きようという満ち溢れるバイタリティ、尽きることのない好奇心は多くの人の腰を上げ、肩を押しました。本部高校の校長先生が「子供達が笑顔で、自己実現できるために既存のさまざまなこととの折り合いをつけることが自分の仕事です」と微笑まれたのが印象的でした。そしてそれを支える教頭先生の佇まい、先生方のフットワークの軽さにも力をいただきました。
両校の交流は手を振って迎えてもらったにも関わらず、最初、少しぎこちなく会話も滞りがちでしたが、用意されたアクティビティーが魅力のあるものだったことと両校の生徒の自分を飛び越える力のおかげで最後は別れを惜しむことになりました。タイトルは本部高校でお世話してくれた代表生徒の言葉です。「本当は、大阪Loverを歌いながら登場する予定だったんです。自分に負けてできませんでした。」負けちゃいますよね。初対面の人に受け入れてもらえるかどうか...。本当に不安で、怖いものです。でも、この一言を聞いて、地域おこし協力隊の皆さんの努力が未来に通じる大きな道標を作ってくださっているということを痛切に感じる瞬間となりました。宿泊野外活動全般の中でみんなの前で表現されている以上に多くの見えない努力があって今がある。ファンファーレの皆さん、地域おこし協力隊の皆さん、本部高校の先生方、生徒の皆さん。ありがとうございました。人は生きていて、街を生かすのですね。人が生き生きとすること以上の出発点がないということを改めて感じます。三日目は後日記すこととし、最終日の出発と1日の無事を祈りたいと思います。良い1日になりますように!


