「それではクイズを始めたいと思います。」
用意された2問のクイズは茨木高校の歴史に係る問いでした。昨日の茨木地区での中学生対象府立学校合同説明会で発表をしてくれた2年生2名の冒頭の一場面です。冒頭のクイズの中に、高い志を持つこと、自主自律の精神の涵養についてのイントロダクションがあり、生徒主体の委員会が宿泊野外行事、体育祭、妙見夜行登山などの行事を動かしていくという説明へと繋がっていく。その行事は、茨木高校での大きな幹となり、部活動、授業と並ぶ3本柱の一つであることが確認される。
行事に際しては、様々な役割があり指揮をするもの、企画に携わるもの、陰で多くの業務に力を添えるもの、それぞれの個性を生かしながら場面に応じて、様々な力を発揮し、活躍する機会があることが伝えられる。そこには生徒の努力はもちろん、多くの方々の協力が必要不可欠であること、そして、その力添えに対する感謝の念が示された。そのみんなが力を出し合う姿勢は充実した授業を展開していく上でなくてはならない環境を生み出し、学び合い、考え合い、みんなで前を向いていこうとする「がんばれる環境」を創り出していく。その学びはいわゆる入試を意識した座学だけにとどまることなく芸術の授業における様々な発表の機会や課題研究、家庭科の「まちづくり」の授業などの紹介が詳述された。 より一層の学びの広がりや、もう一歩深みを知るために学問発見講座、卒業生講座、京大研究室訪問や東京スタディーツアー、英語力向上に係るイマージョンプログラム、B&S、留学生との交流、GLHS10校アメリカ研修やシンガポール研修などの短期ステイ型海外研修についての紹介など普段の授業がコミュニケーションを意識したものであることに基づいて行われている諸行事について説明が加えられた。 プレゼンはその話している中身が、プレゼンの中で垣間見られるものが常々最高だと評している。クイズから始めることによりReceiveやGetではなく、AcceptやTakeを導いた。それは聴衆の方に対する愛情と伝えたい中身への敬意だ。発表中、随所に取られる「間」は考えたり、理解をしたりするために必要な「間」だ。それはまさしく、授業や行事の中で学び合い、考え合い、話し合う経験があったからこそ用意できた「時間、空間」だ。 最後のセリフの「あなたが無限大になれる学校」を発表者自らが、プレゼンで示してくれたことに対して心から敬意を表したいと思います。ありがとう!
多くの方にご来場いただき、参加いただいた全員の座席がご用意できない中でお聞きいただきありがとうございました。少しでも多くのみなさんの心に届き、進路選択の一助となっていることを心より願い、お祈りいたします。