Resilience

音楽がよどむ。一瞬表情が曇る。でも与えられた環境の中でやり遂げようとする。音楽が通常通り流れる。何事もなかったように演技を続ける。茨高生の底力だ。多くの人が救い、救われた。感謝が起こす奇跡の方程式だ。準備体操の時から、感じられた。前で声をかける1234に対する大きな声の5678。一つになっていこうとする大きな力のように感じた。

各団の役員の力はもちろん、生徒会執行部、放送部、そして体育祭運営委員会、それぞれのメンバーの尽力は尽きることがないように思えた。競技の際の実況、聞く人の心を躍らせる語り、ラインは常に消えないように気配りされていた。多くのことが何気ない、気遣いと、心配りの中で進んでいた。ともすれば「あたりまえ」の陰に「ありがたみ」が消えてしまう危険があるほど絶妙な気配りがなされていた。放送部の締めの言葉にかけられた「ありがとう!」今日の体育祭のすべてを締めくくる最後の、そして最高の一言だった。そしてその一言をかけられる総団長を中心とするすべての団員(茨高生)の暖かい雰囲気がその一言を導き出したのだと思う。これから向き合うさまざまな課題にResilientであって欲しい。

               教頭先生の暖かく、素敵なご講評

以下は開会式のあいさつでのメッセージです。

2年前3階の住人だった77期生がスプセミ、宿泊野外、文化祭、妙見夜行登山、様々な行事を経て一階に降り立った。

総団長を中心にそれぞれの活動の長、副の役員たちとそれを支える生徒たち、78期生、79期生の力を添えられて、体育祭当日となりました。

一昨年は、天候が不順なため、お天気の神様へ感謝の念を伝えました、

昨年は、皆さんが幸せになること、周りの人を幸せにしてほしいというメッセージを添えました。

今年は、

任せること、預けること。任せられること、預けられること。

任せる側、預ける側は何かを授けて、じっと見守って、ひたすら待つ。

任された側、預けられた側は、何かを授かり、懸命にやり遂げようとする。

お互いが、お互いを信じ、授け、授けられることで今日を迎えている

任せ切り、預け切り、任され、預けられ、そして信じ切った人たちが、今、ここに集っている。

その事実に心から敬意を表したい。

それでもなお、不安を抱える人もいるでしょう。うまく行く絵が描けない人もいるでしょう。でも自分の予想を超える力を発揮すること、奇跡は起こるのです。その方程式は(才能+努力+運)×感謝=奇跡 です。「ありがとう」心の中で呟いてみてください。力が湧きませんか。

みなさんが演技を終えるときに大きな声で届ける「ありがとうございました」が奇跡を導く大きな力をここにいるすべての人に届けているのだと感じ、信じてください。

お互いがお互いを「ありがとう」で満たし、満たされる一日になることを心から願って私のあいさつとします。今日、この日を迎えられたことに心よりお礼を言いたいと思います。みんなありがとう。いい一日にしよう!

もし来年も体育祭で走るとするならトレーニングが必要だ。50Kmは歩けるけれど、200mは走れない。大きな課題に対してResilienceが必要だ!ご迷惑をおかけしました。すいません!