問題の状況を理解できますか?電気のエネルギーと力を混同しないで!教卓でラザフォードの実験についてお話をしながら指示をしたときのワンショットです。先生が机間巡視をし、生徒たちが教室を歩きまわって話をするたびに、みんな生き生きする。一年生の時から見てきた光景だ。3年めにこれほど花開くとは2年前には想像できなかった。
「余談ですよ」と言いながら「10月23日は化学の日です。」アボガドロ定数を示しながらにっこり。化学の知識を用いて食の安全性が脅かされた過去についてさらっとお話された。タンパク質の性質についてお話をされているときの1ページだ。
高分子化合物についてお話され、いかに日常生活で様々な用途に使われ重宝しているかということを実感させるために、実際に燃やして熱くないというニトルセルロースの簡易実験(安全を確保した上でです)を実演してくれた。炎は熱くなかったけど、クラスの雰囲気は暖かかった。
進化って願望じゃない。古生代から眺めた今の地球。過去から今を眺めることで、これからを占うことが科学ならできる。様々な実物が教室中を行き交う。生物も地学も長年の授業で培われた叡智が集積された跡がここにある。
SCIO「知る」ラテン語「scientia」に起源をもつ"SCIENCE" ともに知ろうとする中から生まれてくる「良心」conscience
例によって本質的な学びには遠く及ばない私ですが、科学の授業を種々拝見していて、先生方のあの手この手の愛情の注ぎ方を見ていて、語源の深さとおもしろさを垣間見たような気がしました。
ニトルセルロースすぐ燃え尽きる。笑顔残る‼‼‼