一昨日、高校入試が終わり中学生の皆さんは「人事を尽くして天命を待つ」という心境でしょうか。尽くした力と願い続けた思いが叶うことを心よりお祈りしています。
本校でも、国公立の前期試験が終わり夢を追い切れた人、新たな挑戦している人、その準備をしている人、様々な状況の中で春を迎えようとしています。
この世に生を受けて61年、うまくいかないことのほうが多かった。幸せを与えたい気持ちでいっぱいなのに、切り取られた様々な場面や局面ではそれができずに歯を食いしばることが多かったような気がします。
では、なぜ、そんなに苦しいことが多いのにこの部屋で、この席に就いているのだろう。1年ならば365日めに少し笑顔がもらえたから、3年ならば1095日めに想いを通わせられたから、その一瞬の光に照らされたことに力を得てようやく座についているのだと思います。仕事上の役割の重要度が増すたびに「ありがとう」「ごめんなさい」を口にする回数が増えていく。
第一線で働くという意味では残された時間は費やしてきた時間に比してあまりにも少ない。かかわってきた周りの人たちにどれだけ力を尽くせるかが残りの人生を生きる鍵、そして糧だ。
入試結果がうまくいかなかったと感じている人、私の年齢までまだ40数年あります。三百数日後、さらにもっと先、まぶしくて前が見づらいくらいの輝く光に包まれる日がやってくる。時間の許す限り、機会が与えられる限り応援させてください。「がんばろう」が「おめでとう」にとってかわられる日、まぶしすぎる日をめざして!