The rumor about the special lecture turned out to be true.

うわさは聞いていた。定期試験のために勉強会をやっている。去年も廊下から様子を覗き見たが中に入るのは学習の妨げになると思い遠慮した。寒い季節、しまっている扉を開けるのはやはり抵抗がある。そしてこれより暑くなるとエアコンを使うことでやはり扉は閉ざされてしまう。

すっと教室に入るには最適の季節だ。昨日は英語、本日は古典の試験について講義がなされていた。聴衆は35名の生徒。自由な雰囲気で思い思いのスタイルで学んでいる。いわゆる試験対策のノウハウが語られるのではなく、内容と文法をうまく切り分け、マッチさせながら作品を味わっている。なんと理解を助けるために寸劇なども披露された。講師に求められるスキルの高さは計り知れない。非常に正確に文法の説明がなされるだけではなく、言葉にはメッセージがあるという大原則に従って情緒面の解説も秀逸だ。語学学習は左脳だけでは収まらない。感情を動かすことができて初めて味わい、身についていく。

テンポ、リズム、バランス。どれをとっても目を見張るものが多かった。宿泊野外活動のあいさつのページでも言及したが、どの場面で触れ合っても人に対する敬意があふれている。講師の力があることはもちろんだが、聴衆が暖かく受け止め、actionに対するReactionが講師の力をさらに生かし切れるようにサポートをしている。双方が双方の立場を理解し、それを越えてお互いに果たす役割を理解しているからこそあり得る世界を見た。

準備大変だっただろうな。でも生き生きと語る姿は喜びに満ち溢れていた。「こうあったらいいな...。」次から次へとそんな世界を見せ続けてくれています。どんな風に広がり、どんな風に深まっていくのだろう。楽しみだ!席を譲ってくれたあなた、ありがとう。暖かく教室に迎え入れてくれた生徒のみんなありがとう。あの笑顔がみんなの力ですね!あと一日頑張れば待ちに待った宿泊野外活動だ!