まずタイトルだけお示しします。
「インターネットを支える光ファイバー通信~その発展と未來~」 「建築」と「音」
「茨木から近代日本を考えるーザビエル画像の発見・継体天皇陵の真偽」
「刑事訴実務の概説」 「高性能計算の世界」「コンサルタントの仕事の魅力を解剖します」
「古生物とお寿司の関係」「薬や触媒分子を創る有機化学の魅力」
「重力を操る。~微重力実験と低重力実験~」「光源氏はなぜ恋を繰り返すのか」
「理系から総合商社へーヘルスケアでつなぐグローバルビジネスの世界」
「スポーツと国際社会」「『私たちの選択』を科学する~経済学部で何を学ぶか~」
「再生医療の最前線 iPS細胞を中心とした最新研究と今後の展開」
大学、企業、公的機関から13名の方々を講師としてお招きし、7月12日(土)
学問発見講座(14講座)を実施しました。タイトルからご推測いただけるように、文学、社会学、経済学、法学、数学、物理、化学、薬学、医学、宇宙工学など多岐にわたる分野についての学びが見られました。生徒のみなさんにとって専門分野については大いに興味がそそられた部分や既習事項が追い付かず、途方に暮れた場面があったかもしれません。懸命にメモを取りながらくらいついていこうとする姿勢や一瞬も逃すまいとしてこの機会に質問をする姿も印象に残りました。終了後、先生方の控室まで訪れ質問を続けた生徒も複数いました。
80分のご講義の中で様々なことをお伝えされようとしてくださる中で、各講座ほんの10分程度しかお聞きでいなかった私が受け取った先生方からのメッセージ(専門の部分以外のお言葉で)を少しだけご紹介させていただきます。
「出会いを楽しんで何ができるか向き合って!」「強い核力、今の時代では扱い切れていないが、君たちが将来制御できる力にしてくれるかもしれません」「郷土愛、愛国心社会と日本史のつながり」「音の中に波がある。光の中にも波がある。頭の中にmapがある。脳が経験の中で判断する」「無重力体験、1Flight300万円。」「体育祭や部活動、正解のないことに取り組む。世界に出て、気づく自分の意見をもっていないこと、発信力の重要性」「スポーツ記者海外特派員の最大の敵―時差」「宅配の利用43億個→再配が10億個。経済学の観点からどうすればこの問題が解決するか」「IPS細胞。1000このうち1個リプログラミング。効率を上げる。仕組みを解明する。」「愛とは、今ともにあるものを大切に思う気持ち。1000年前の話だけれど、1000年前だけの話ではない」 どの言葉にも迸るエネルギーが満ち溢れています。それは携わってこられたことに対して時間をかけて、正面から向き合って取り組んでこられたからに他ならないものだからでしょう。
ほんの少ししか(各講座10分弱)私はお聞きできませんでしたが、どのスライドの画面、お言葉も魅力的でした。ご研究、ご経験されたことを聴衆のレベルに合わせて80分の時間の単位に切り取り、再構築され、わかりやすくお話をされるのは本当に大変な作業だったと推察いたします。多くの生徒のこれからの人生を左右する出会いになっ たことに心から感謝を申し上げます。
講師のみなさま方、貴重な休日、土曜日の午前中の時間を割いていただきありがとうございました。