11月22日(火)3限は3年生の化学の授業で実験を見学しました。
実験は、アセチルサリチル酸(アスピリン)からサリチル酸メチルを合成するというものでした。板書とプロジェクターで映されたスライドで、今日行う実験の内容を化学式を含めて説明を受けた後、4人ごとの班で班長や班員の役割分担を決めるとともに、先生から保護メガネを着けるように指示があり、実験がスタートしました。
班長は先生の机の前に集合し、今日行う実験を、最初から最後まで先生がやってみせて覚えさせていました。その間に、他の班員は、ビーカーにお湯を入れて持ってきたり、火を着けたり、試験管に薬品を入れたりしていました。
市販の鎮痛剤であるバファリン1錠を試験管の中で水に溶かして水酸化ナトリウムを入れ、加熱と冷却をして塩酸を入れ、ろ過し、加水分解した後、ろ紙上の沈殿を試験管に入れてメタノールを加え、濃硫酸を加えて加熱し、ビーカーの中で炭酸水素ナトリウムと混ぜると、サリチル酸メチルが合成されるというものでした。
サリチル酸メチルは、湿布薬の匂いがするので、生徒は匂いを嗅いで確認していました。
1時間の授業で、大変スピーディーに、バッファリンからサロンパスが作られる実験が行われていて、驚きました。