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12月1日(月)教職員人権研修を保護者も参加して行いました。

12月1日(月)教職員人権研修を保護者も参加して行いました。

今回のテーマは、「マジョリティー特権に気づく」で、講師は、社会福祉士・保育士・防災士であり、内閣官房子ども政策参与の 辻 由紀子 さんでした。https://tsuji-yukiko.jimdofree.com/プロフィール/

大阪府立茨木高等学校 出身で、18歳で結婚、19歳で娘を出産、23歳でシングルマザーになり、仕事、育児、家事をこなしながら、通信教育で大学を2回卒業、中学校で不登校の経験を持つという娘さん(=その後、ジャニーズの追っかけをするために頑張って国立大学をストレートで出て、有名大企業の正社員として勤務しているものの、給料の4分の1が税金や社会保険料に取られていて手取りの収入は限られているという今の日本の実態も紹介されましたをお持ちの辻さんは、自分がマイノリティーとしてリスクだらけの子育て経験と、小・中学校の相談員の経験から、全ての人が子育てを楽しめる社会を目指して、現在活動中です。

前任の牧野高校でも、辻さんに教職員とPTA合同の人権研修会で講演していただき、沢山学びました。⇒ https://www.osaka-c.ed.jp/blog/makino/makinoblog/2021/12/09-200255.html

今回も、人間の脳が、如何に自分に都合の良いことしか見ないか、見たものや聞いたものの理解が人によって如何に違うかということを、講演参加者を実際に実験に参加させながら、実感させていただきました。また、今の社会が如何に法律を作る多数側=マジョリティに都合よく出来ているか考えさせてもらいました。

更に、ドミニカ共和国のサリナス村の子供は、生まれた時に外性器が女性で女として幼少期を育つが、第二次性徴で男性器が出てきて、思春期に女から男に変わるということが50人に1人の割合で起きて、決して珍しくないというBBCのドキュメンタリーを見せていただき、ホルモンの影響で性が変わるという事例として紹介がありました。固定観念にとらわれないことが大事だと考えさせられました。性的マイノリティというのも、他人が枠組みを作って勝手に決めることではなく、当の本人がその人らしく生きることこそが、最優先のことだと改めて考えました。

自分の認知が歪んでいることを自覚し、100人には100通りの価値観があり、大人が視野を1度でも2度でも広げると、子どもの人生の選択肢が広がるというのは、とても大事なことだと思います。

自分と他人の怒りのコントロールや、他人に助けを求め、快くサポートを受け止める力=受援力のお話や、最新の性教育のYoutube、10代や20代が性の悩みを無料で相談できる「ユースクリニック」も紹介があり、参加者に「こころとからだのしあわせブック」という冊子も配布がありました。

最後に、人間には「失敗はない!経験が増えるだけ。」や、大人が楽しむ姿を見せることで「子どもの幸せセンサーを作る」、「自分決めて自分生きる」ことの大事さ、を伝えていただき、「なりたい自分になれなすように」という言葉で締めくくっていただきました

1時間半の講演は、内容豊富で且つ濃く、とても短く感じました。

辻 由紀子さん、ありがとうございました。

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