7月3日(月)3年生PTA学年集会が開催されました。

7月3日(月)午後2時から3年生のPTA学年集会が開催されました。

昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で体育館で座席の間を離して実施しましたが、今年度は、空調のよく効く視聴覚教室で行うこととなり、100名ほどの保護者に来ていただきました。

今回は、PTA学級委員の紹介や担任団の紹介の後は、主に大学入学共通テストと国公立大学や私立大学の受験情報に加えて、大学等受験における保護者の心得などについて予備校から講師を招いて話をしてもらうとともに、本校の進路指導部長からも、前年度の進路実績や進学指導の方針などについてお話をしました。

冒頭に校長挨拶の時間をもらったので、日頃の学校運営へのご支援とご協力に対する感謝を申し上げたあとに、府立高校の校長になる前に私立大学等で勤務していた経験から、現在の大学中退率が10%程になっていて、受験に苦労して最後まで頑張って入学した大学ほど中退率は低く、安易に入学した大学で中退率が高い(大学別中退率では東京大学0.5%、京都大学1.2%、大阪大学2.1%、同志社大学3.3%、関西学院大学3.6%、関西大学3.6%、立命館大学4.5%、近畿大学6.8%、京都産業大学8.0%などの情報がWeb掲載されており、合格が容易なほど中退率が10%を超えて、難易度に反比例をするように高くなり、中には中退率50%を超える大学もある。)という傾向があることや、中退の理由の最大のものが「勉強したいことではなかった。関心が持てない」で4割を占め、経済的理由が約2割、進路変更も15%あり、お金と時間を無駄にしている実態があることを紹介しました。また、銀行勤務時は人事部で長く大学生の採用に携わっていたことから、大学受験を最後まで頑張り切ったかどうかは採用の大事なポイントであったこともお話をしました。これらのことから、受験生も保護者も、受験という節目を安きに逃げずに、最後まで頑張り切ることの大事さをお伝えしました。偏差値などの数値に惑わされずに、自分が行きたい第一志望の大学・学部・学科をめざすことで、その後の付き合う人が変わり、就職が変わり、人生が変わることを意識して、最後は納得のいく大学選びをしてほしいと思います。