4月8日(月)午前中に着任式と始業式を行いました。

4月8日(月)午前中に着任式と始業式を行いました。

着任式では、今年度に清水谷高校に新たに着任された教職員が11名おられ、このうちの9名の教職員に体育館の舞台に登壇していただいて、校長からお名前と担当教科などを生徒の皆さんに紹介しました。

続いて始業式になり、合唱部の皆さんによる校歌斉唱をした後、校長からメッセージを伝えました。

伝えた内容は2つで、1つめは日本独特の年度の習慣の中で、先生方も生徒も春は別れと出会いの季節になっているが、卒業した76期生の進学状況が概ね判明してきており、国公立大学の合格者が49名と近年では最も多くなっていること、学習指導要領が変わる最後の年で保守的に安全志向になると言われた中で、本校の76期生は最後まで頑張り抜いて国立大学の後期入試で5名が合格するなど立派な結果を出したこと、最後まで粘り強く頑張ることは、アメリカの研究者によって社会的に成功を収めるためにI.Q.や学歴よりも重要な要素である【G.R.I.T.】と言われ、これは、G.=Guts=困難なことに立ち向かう度胸、R.=Resilience=失敗しても諦めず続ける復元力、I.=Initiative=自分で目標を見据える自発性、T.=Tenacity=最後までやり遂げる執念のことで、これらは後天的に努力を重ねることで得られるものであるということです。新3年生の77期生も、残り1年の高校生活で、自分の希望の進路を実現すべく、時には歯を食いしばって頑張りぬく経験をすることで、【G.R.I.T.】を身に付けてほしいと願います。

2つめは午後の入学式で79期生に話す内容の1つで、テレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』で鑑定士として出演している世界的なおもちゃのコレクターで横須賀の大豪邸に住む富豪の北原照久さんの言葉で、人間にとって究極の幸せは、愛されること、褒められること、必要とされること、役に立つことの4つであり、運が良くなる魔法の言葉が『感謝と有難う』、運をさらに良くする言葉として「愛しています」「許します」などを上げているということです。清水谷高校では、大切な精神として『愛と恕』があり、通じるところがあるということをお話したうえで、『愛と恕』の精神は、現代的には「個性」を尊び、「多様性」を大事にしながら、いろいろな個性の人たちと「共生」していくことだという話をしました。本校が性の多様性に対応した新たな制服の選択肢を導入したのもその一環だと伝えました。

次に、春休み期間中の部活で表彰されたものを校長からスクリーンにスライドを投影して紹介し、皆でお祝いした後、教務部、進路指導部、生徒部、生徒自治会などから、新年度に向けての助言や情報伝達などがありました。

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