8月16日(金)人の時間を奪うということ=マレーシア航空で起きたこと 復路②
8月3日(土)は朝9時頃までにホストファミリーが生徒をMount Albert校に送りに来てくれて、ここでバグしたりして最後のお別れをし、全員で集合写真を撮って、Patrick校長などに見送らせながら9時30分には専用バスに乗り込みました。オークランド空港に着いたのは午前10時でした。
そこで見たのは我々の乗るマレーシア航空144便の出発時間が13時から15時15分に遅延するという表示版でした。クアラルンプールでの乗り継ぎが、帰路は1時間50分しかないのに、どういうこと?と案じていると、最初はオークランド空港のマレーシア航空の地上スタッフも、クアラルンプールの乗り継ぎ便は待ってくれるはずのようなことを言っていると、添乗員さんから聞きました。ところが時間が経つにつれ、「『クアラルンプールの乗り継ぎ便は我々を待たずに出発する。我々の乗り継ぎ便は24時間後の便になる。』とクアラルンプールが言っている。」と信じられない話が、オークランドのマレーシア航空の地上スタッフから聞こえて来ました。『冗談だろう。マレーシア航空はそういう航空会社なの? 日曜日の朝に我々の出迎えを予定している保護者のことや、生徒と引率者の日曜日、月曜日の色々な予定はどうしてくれるの?』
ともかく、それは決定ということになりました。保護者と清水谷高校に予定の変更を知らせるべく、その場でブログを急いで書きました。
昼食は機内食を予定していた生徒26名と付き添い3人に、オークランド空港でのランチバウチャー20NZ$分が渡され、食べる場所の多い国際線の空港内にチェックインしました。
オークランドのマレーシア航空の地上スタッフからは、クアラルンプールでの宿泊は空港内のホテルを用意しているということでした。パスポート期限6ヵ月未満で往路の時にもめて混乱したので、その配慮はしたのかと思いましたが、添乗員さんからは、まだどんな変更があるか分かりませんよ、と予言めいたアドバイスがありました。
ここで待つ時間は、また買い物で潰すことになりました。シンガポール航空やキャセイパシフィック航空などのマレーシア航空以外の航空会社が時間通りにどんどん出発している放送と、マレーシア航空便だけが大幅に遅れている掲示板を不思議な思いで受け止めて、ひたすら待ちました。