8月17日(土)人の時間を奪うということ=マレーシア航空で起きたこと 復路③
8月3日(土)に我々の乗るマレーシア航空144便は、出発時間が13時から15時15分に遅延予定から、実際は更に40分遅れて15時55分頃にオークランド空港を飛び立ちました。当初予定から約3時間遅れでした。飛行中の機内で、乗り継ぎ便のMH52便も出発が2時間ほど遅れているという情報が取れました。添乗員さんから、もしクアラルンプール空港に着いた時にギリギリでも間に合うようなら、手荷物は翌日以降の到着になっても、人間だけは今日の便に乗りますか?と相談があり、もし間に合うなら走りましょうと話していましたが、実際に到着したのは23時50分頃で、2時間遅れていたMH52便には25分しかなく、乗り継ぎは不可能でした。どうせ遅れるなら、MH52便があと60分待ってくれれば、あるいはMH144便が30分早く着いてMH52便があと30分待ってくれれば、我々が丸1日を失うことはなかったのにと、添乗員さんと話しました。
クアラルンプール空港でもう1つ判明したのは、ホテルは空港内ではなく、今度もまたマレーシアに入国するというものでした。パスポートの有効期限が6ヵ月未満の者がいることについては、今回はマレーシア航空の担当者が同行して入国審査官に説明し、もめないようにするとのことでした。
またマレーシアに入国するとわかって、生徒の中には、どうせ1日を余分に過ごすならオークランドにいた方が良かったと話す者もありましたが、その気持ちは痛いほど良く分かりました。ただ、オークランドから明日は時間通りに飛ぶ保証は無く、これまでずっと遅延を繰り返している航空会社なので、日本に帰るためには、一歩ずつでも前に進むしかありませんでした。
結局、マレーシアのビザをまた電子認証手続きで取って、ホテル行きのバスに乗ったのが8月4日(日)の午前1時、ホテルにチェックインしたのが午前2時を過ぎていました。