12月2日(月)大阪教育大附属天王寺中学校・高等学校を見学しました。
大阪府立学校長協会の進学指導委員会が毎年行っている先進事例校訪問で、今年度は大阪教育大学附属天王寺中学校・高等学校を訪問しました。
授業見学や校内見学の後、中学校の副校長先生と高校の副校長先生から、それぞれの学校運営についてプレゼンテーションをしていただきました。質疑応答も活発にありました。
国立大学法人である大阪教育大学の附属学校ということで、研究学校、実習学校、実証学校、現職教育学校という使命があるそうで、私たちの大阪府立高校とはミッションが異なることや、SSH校として独自の「科学のもり」と名付けた育成プログラムがあること、高校の定員は1学年が40名×4クラスの160名で、このうち附属天王寺中学校から36名×4クラスの144名弱が連絡進学してくるため、高校からの入学者は16名程度であることなどを知りました。
大阪教育大学附属天王寺高等学校は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥先生の母校として有名です。教科横断型の自由研究は中学校から行われているそうで、高校では文理融合で興味関心に基づいた課題研究も「科学のもり」の中で培われているように見受けました。
チャイム無し、考査は学期に1回、試験監督はいない、卒業は全修得、生徒の下校は基本的に17時で、大学進学は現役が7割程度など、学校運営等も清水谷高校とは異なるところがいろいろあります。
清水谷高校とは同じ天王寺区にある公立高校ということで、副校長先生とお話をしました。今後も生徒同士の交流を含めた連携を進めていければありがたいと考えています。