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「授業に役立つ教材について~歌・リズムを中心に~」


引き続き、実践交流会の分科会の報告です。

分科会Cは、「授業に役立つ教材について~歌・リズムを中心に~」と題して、大阪府教育センター支援教育研究室主任指導主事の閑喜美史先生からお話しや実演、ワークなど盛りだくさんの内容で進められました。

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支援学校の教育課程には、各教科を合わせた指導(指導の形態)の中に「...各教科...及び自立活動の全部または一部について、合わせて授業を行うことができる。」とあり、音楽と自立活動を合わせておこなわれることは、支援学校の中では児童の障がいを理解し、それに合わせて授業を行うことであり、重要である。

指導の内容として、小学校の指導要領の内容でねらっている(・イメージを持つ方法、・感情に気付く方法、・音、声に合わせる方法等を指導する。)とあるのを、

・イメージ・・・可視化、具体化。
・感情・・・可視化、言語化、運動化。
・合わせる・・・多感覚の活用。

などの手段を使い指導することでわかりやすくなる。

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『音楽』『歌・リズム』の学習を通して、障がいの多様性に対する配慮、得意な感覚をいかに伸ばすか、持っている感覚をフル活用するような多感覚を使う活動、社会の中で自立して生きていける子どもたちを育てるために、「できた」「認められた」という自尊感情を育てる授業が行われることが大切とのお話がありました。