分科会B 「自立活動と動作法について」

図書室において、中野浩治先生(こころとからだの発達相談塾 MABA)をお招きして、「動作法」についての話をしていただきました。

 

「こころ」の不適応による緊張感がからだの部位・部分を選択して緊張させます。つまりからだの不調はこころの緊張感と深く関係しています。またからだの不調は自分しか解決できません。

 

この問題の解決の方法として臨床動作法が考えられました。臨床動作法とは「手段として動作を用い、人のこれまでの生き方、普段の生活における体験の仕方が臨床的にみて、望ましい変化するように援助する方法」です。また動作法では、からだを通したコミュニケーションが重要となります。そのためにはネゴシエーション(交流)が重要となります。

 

以上のような点をふまえて、具体的な方法を教えていただきました。二人ひと組になり、「股関節の緩めと座位姿勢づくり」「肩の凝りをほぐすためのリラクセイション」「躯幹(くかん)のひねり」のやりかたを教えていただきました。実際に体験することにより、動作法の効果を実感することができました。実生活においても役立ち、生徒の指導にも役立つお話でした。