分科会C「見ることと見えること」

実践交流会の分科会Cについてレポートします!

 

音楽室2にて14時 より、「見ることと見えること~学校でできるビジョントレーニング~」というタイトルでの研修が行われました。講師は茨木支援学校の槇場雅晴先生です。

 

はじめに、久米宏がニュースステーションをやっていた時に放映された、「目が苦しいと叫ぶ子どもたち」と言うタイトルの映像を見ました。

 

 

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文章を逆から見てしまう、文章を1・2段飛ばして読んでしまう等々、ビジョンに問題のある子どもたちが多数いることが分かりました。ビジョンとは学習して得られるもの、ビジョンセラピーを

受けて時間はかかるが改善されていくという話を紹介されました。ビジョンセラピーという言葉を初めて耳にした先生方もいました。

通常の視力検査だけではわからない。視機能のチェックリストや検査の仕方がグッズとともに紹介されました。実際に先生方も体験し、「不思議だ。右目が働いていない!」等、いろいろな声が聞こえてきました。また、ビジョントレーニングに使うグッズも多数持参いただき、みんなで使ってみました。手作り、または市販品を改良したものが多くありました。

 

槇場先生は、生徒の実態に合った教材を生み出す努力をしてきた方です。夏期休暇中に先生たちにグッズ作りのノウハウを教える講習会も開いていらっしゃいます。私たちが教材を作る時の配慮すべき点も教えていただきました。

 

最後に、具体的な指導例をDVDで見せていただきました。指導開始から半年が過ぎるころには、書く絵や文字に著しい変化が見られました。子どもたちの問題点を的確にチェックして、適切な指導を行えば、このように改善できることに本当に驚き、感銘を受けました。