全校研修「授業改善」研修2回目を実施!

9月23日(木)に、本校にて全校研修「授業改善」研修2回目を実施しました。

愛媛大学の花熊先生を招いての研修です。

今回は、授業研究として、

・高等部生活自立コース 演劇表現   

・高等部職業自立コース 

・小学部低学年 グループ 

・高等部1年 音楽

の4つを実施し、花熊先生よりアドバイスをいただきました。


また、放課後は、花熊先生の講義で、上記の授業研究の内容を踏まえ、全般的な授業改善についての視点についてアドバイスを受けました。


主なものを紹介します。

・演劇の取り組みは、周りの人に楽しんでもらうという意味から、社会的な自己表現活動と言える。

・働くことを学ぶ作業学習では、生徒自身の社会貢献への意識・意欲など内面的な育ちが大切。

・言葉の意味から離れて音韻意識を育てる。その際にリズムの把握も大事である。モーラ。例:おじさん おじーさん(おじいさん)

・声の大小を視覚支援として数値化して表すこともあるが、生活上の場面に関係付けて大小を経験させるということも大切

・授業を進めるにあたり、生徒にいろいろな情報を提示するが、その提示が盛りだくさん過ぎると「情報の競合」という状態が起きてしまい、混乱の原因となる。提示する情報を児童生徒の状況に合わせ整理することが大切である。

・「支援の最小化」は支援をするなというのではなく、質の良い支援をし、児童生徒の力を発揮させようということである。そうすれば自ずと子どもが自分で動けるようになり、結果として、支援が最小で済む。


参加者からは、様々な感想が寄せられました。特に、「支援の最小化」が、「質の良い支援」を行うことにつながるというアドバイスに感銘を受ける参加者が多数いました。


・3回目は、来年2月に実施されます。