0726 オリンピックに寄せて

東京オリンピックが始まりました。

コロナ禍の中で何とか無事に最後まですべての競技が開催できてほしい、と心配ごともたくさんのオリンピックですが
4年に1度のこと、ましてやめったにない自国開催ですから、そこから色々なことを感じとり、学ぶ17日間としたいものです。

まずは本日までのところで、早速日本人の金メダルも出てきていて、とても嬉しいですね。
今回のオリンピックから正式種目となったスケートボード。
男子ストリートの堀米選手の金メダルは、「オリンピックの進化」を感じさせられました。

ストリート(道端)で行うことができるような種目ということで、手すりや階段を使って技を競う種目が「ストリート」。
それに対して専用のコースで行うのが「パーク」という種目なのだそうですが、
同じスケートボードでも、ストリートを専門とする選手とパークを専門とする選手は違うわけで、
よくこんな種目を思いついたなぁと感心しました。
スポーツの世界でもこれだけ次々と新種目が出てきているわけですから、ほかのことももっと変わっていっても良いのかもしれませんね。

印象に残った選手で言うと、私は、体操の内村航平選手の鉄棒の演技がたいへん印象に残りました。
4大会連続出場、2大会連続金メダルという「キング」と呼ばれる内村選手が、開催ギリギリにつかみ取った今回のオリンピック出場の切符。
残念ながら予選敗退になってしまったわけですが、
「自分と出場権を争った選手に土下座して謝りたい」と演技後のインタビューで答えていました。

けれど、そこまでして「泥臭くオリンピックに出ることにこだわった」その姿は、前回までの絶対的王者としての姿とはまた違う「格好良さ」を私たちに見せてくれたように思います。

オリンピックで活躍するアスリートを見ていると「自分も頑張ろう」という気がなぜか起きてきますよね。
努力は無駄じゃないなと思わせてくれます。
その気持ちを大切に、私たちは私たちの分野で頑張っていきましょう。

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