期末考査をはさんで、校長の授業見学月間が続いています。
昨日見学した授業がとても興味深かったので、ここにも書きたいと思います。
地学の授業で「太陽系の30億分の1モデル」について、実際に体感する授業が行われていました。
「30億分の1」にすると、地球は4ミリぐらいの大きさで、太陽はバランスボールくらいの大きさだそうです。
実際に、太陽を地面において、「地球の位置はどれ位だと思うか、それぞれが想像する位置に立ってみよう」と先生からの指示で、生徒のみんなは思い思いの場所に移動します。
一番後ろにいる生徒は「えー?そんなに離れる?」と皆から言われていたのですが、実際に先生が正解だと立った場所は、もっともっと後ろでした。
この位置からバランスボール(太陽)を眺めると、地球の気持ちが分かるような気がしました。
この距離感を保ちながら、太陽の周りをまわっているのですね。
間には水星と金星があって、どれくらいの位置だろう、と想像もしてみました。
「宇宙はスカスカなんですよ」と先生の説明が加わります。確かに、これだけの空間に4ミリほどの大きさの地球、同じくらいの大きさの金星、もっと小さい水星。想像するだけで、宇宙の壮大さと、闇の多さが分かります。
この「感覚」、きっと授業を受けた皆さんは忘れないと思います。まさしく、記憶に残る授業だなと思いました。