昨日、大阪府総合教育会議が開催されました。大阪府総合教育会議とは、知事と教育委員会が十分な意思疎通を図り、大阪の教育の課題やあるべき姿を共有し、より一層民意を反映した教育行政を行うために設置されたものです。
昨日の会議では、「府立高校改革アクションプラン」について意見交換がなされました。「府立高校改革アクションプラン」とは、今年3月に策定されました府立高校の今後の改革の方向性を示す「府立高校改革グランドデザイン」に掲げる改革を具体的に進めるため、今秋に策定が予定されているものです。
アクションプランには、様々な社会の変化に伴う学びの在り方や学校改革に係る具体策と学校配置等についての方向性が記載されていますが、そのなかで特に注目すべきは、報道等でも情報が出ました、2040年度の中卒者数は現在の75%程度となり、府立学校数を試算すると、現状から32校減少の104校程度となるとの結果が出たことです。
学校教育を取り巻く環境が、大きく変わってきているここ数年ですが、そのひとつである少子化による影響は、昨日参加しました近畿地区高等学校長協会連絡協議会での他府県の先生方との情報共有のなかでも、大きな課題として認識を持ちました。学校が小規模化すると教員定数も減少し、生徒の教育活動や教員の働き方、また学校運営にも影響が出てきます。各学校における特色、魅力づくりが大切なのは言うまでもありませんが、もっと大きな視点での改革が待ったなしの状況にあるとも感じました。