8月26日(月)、2学期の始業式を実施しました。
夏休み中も、講習や部活動、そして北高祭の準備等で、登校していたでしょうが、2学期の始まりということで、気持ちも新たにスタートしたいと思います。
始業式では、私からみなさんへお話しした後、夏休み中に部活動の大会等で活躍したみなさんの表彰、生徒指導部からのお話、そして北高祭・後夜祭へ向けて、生徒会からの連絡を行いました。
以下は、始業式で、私からみなさんへお話しした内容の抜粋です。
~夏休みはいかがでしたか。今年の夏は本当に暑く、何をするにも熱中症に注意しながら、という感じだったのではないでしょうか。とはいえ、みなさん一人ひとりにそれぞれの夏休みがあったことでしょう。私はといえば、夏休み前の「教育相談だより」でみなさんにご紹介した通り、今年も毎朝「夏限定」の楽しみ、朝顔にあいさつをして心を癒されていました。
朝顔は奈良時代に中国からもたらされたと言われています。古来より人々に親しまれてきた、誰にでも育てやすい私達にもなじみの深い花です。私は、花の中央から放射状に白い筋が入り、さらに花の周囲も白で囲まれている種類、「曜白」という種類の朝顔と、比較的大輪の花が咲く二種類を植えています。
夏の朝は、毎日ワクワクしながら庭に出ます。なにがそんなに楽しみなのかというと、毎朝そこで出会う朝顔は、一つとして同じものがないのです。特に先ほど紹介した「曜白」の朝顔は、白の入り方が見事なまでに一輪一輪違っています。絞り染めのようになっているもの、ほとんど白の中に少しだけピンク色が入っているもの、中にはハート模様になっているものもあります。一輪一輪にそれぞれの個性があり、それぞれに輝いている。どれがよくてどれがつまらない、なんていうことはありません。そんなユニークな朝顔たちが、「日々いろいろと思い悩んでいることも、いろいろ失敗することも、全部ひっくるめて個性だよ、それでもいいんだよ」と言ってくれているような気がするのです。そんな風に毎朝、朝顔たちから元気をもらっていました。
さて、朝顔の英語名は「Morning glory」朝の輝きといいますが、私にとっては、朝、登校してくるみなさんとあいさつを交わすことも「朝の輝き」です。暑い日も、寒い日も、そして雨の日も、一生懸命坂を上ってきたみなさんは一人ひとりみんな輝いて見えます。そんなみなさんとあいさつを交わすのは、一種のエールの交換だと思います。
近隣の小中学校の校長先生方からも、北高生がよくあいさつをしてくれる、とお褒めの言葉をいただいています。友達と、先生方と、そして地域の方々とも、みんなで「朝の輝き」を届け合いながら、これから始まる2学期も一人ひとりが個性を輝かせることを願っています。~