9月2日(月)、教志コース「教志入門」では、平安女学院大学より、塩見 知利 教授にお越しいただき、幼児教育をテーマに、乳幼児への造形教育について、ご講義いただきました。
画用紙で作った「はばたく鳥」に、何かを食べさせる、という活動を例にして、茶色の消しゴムを「チョコレートだよ」、赤い玉を「イチゴだよ」等というように見立てること、この「見立て」が造形のはじまりになるのだということを教わりました。また、両手ですくう動作をして「水をどうぞ」と、「イメージ」することで、見えなくてもあるという認識となり、愛や勇気、正義といった、見えなくても大切なものがある、ということを学んでいくのだということも教えていただきました。
乳幼児の発達段階を知り、それに合わせた指導をしていくこと、毎日わくわくしながら、夢をもって子どもたちが幼稚園や保育所等に行けることが大切なのだと改めて思いました。
画用紙とはさみを持って、子どもたちの目の前で鳥や象、キリン等の動物を切り出して、「先生はすごいな!」と興味を引き付けることも重要ということで、さっそくコース生のみなさんも、挑戦しました。最初はこれでいいのかな? あ、なんだか違った!と言いながら切り始めたのですが、二つ、三つと切るうちにコツがつかめてきたようで、亀やカニ、ライオン等、さまざまな動物が完成しました。