4月28日(月)、教志コース「教志入門」では、追手門学院大学から、平野 智之 教授をお招きし、「子どもを理解し、信頼関係を作るには 人権を大切にする教育とは」というテーマで、ご講義いただきました。
ロールプレイでは、コース生がペアになって、「早退したいと訴えるHさん」と「担任のO先生」役に分かれ、なんとか帰ろうとするHさん、学校にとどめようとするO先生の対話を体験しました。実際の会話の中で、どのように相手の気持ちを引き出すのか、どうしたら自分の気持ちを伝えられるのか、ともすれば一方的な押し付けになってしまいそうになりながら、どのペアも奮闘していました。平野先生からは、話を聴く大事なポイントは、①積極的に聴くことに集中する(傾聴) ②相手の顔を見ながら聴く ③うなづき、あいづちを打ちながら聴く(受容) ④相手の言葉を繰り返し、言い換える(繰り返し) ⑤要約しながら聴く(要約) ⑥最後まで聴く、ということ、また、信頼関係を築いていくためには、子どもの持つ背景、つまり、心や体、生活や家庭状況を理解し、人権についての理解を深めていくことが、大切なのだと教えていただきました。
この日の6限めは、全学年、授業参観の時間にあたっていたため、校内では、多くの保護者の方々に授業をご参観いただきました。この、教志入門の授業も、ご覧いただくことができました。お忙しい中、みなさまありがとうございました。