Generation

9月8日(木)にNPO法人ナルクの方が、春に行われたクリーン作戦を秋に実施されるにあたって、本校での閉会式についてのご相談にいらっしゃいました。

本校では1年の「家庭基礎」の授業で「人の一生」について学習をしており、「高齢社会を生きる」というテーマでナルクから講師をお招きして、講話をしていただいております。その授業の感想文をお渡しになりながら、世代を超えて時代を共有することがいかに貴重かということ、お互いにないものを相互補完することの有益さについてご教示いただきました。以下に少しだけですがその感想をお示しします。

・受け身でいても何も変わらないので、自分から動くことが現状を変えるための大きな一歩であるとわかった。私もいろいろなことに挑戦していいきたいし、自分で自分の人生をよくしていきたいと思った。

・太平洋戦争中に生まれ、壮絶な幼少期を過ごしたことを聞いて、自分の今の生活のありがたみを感じた。

・戦時中という大変な時に生れて、実体験してきた人のお話が聞けて良かったです。教科書で事実を知るよりもさらに戦争のつらさ、大変さが伝わりました。

・ボランティアをするチャンスがあれば、チャレンジして自分をチェンジしてみたらいいかもしれないと思いました。ボランティアをする上での心がけとして、「気軽にやりすぎず責任をもってやらせていただいている」という感謝の気持ちを忘れない、という考えは私の中になかったのですごく印象に残りました。

Generate は「生み出す」という動詞です。Generationは「生み出されたもの」と「生み出すこと」という両方の意味を持ちます。同じ時代に生み出された者―「同世代」が共有していたものを「次世代」に継承し、そこで「生み出したもの」をまた次世代に渡していく、そうやって一つひとつの事実が歴史となり、その歴史を紐解いてもらうことで事実として認識し、次の時代を切り開いていくのですね。素晴らしい機会を与えてくださったナルクの講師の皆様ありがとうございました。