新しい観天望気と天気予報

 昨日、2年生からお誘いを受けました。地学の授業での発表があるので是非お運びくださいとのことでした。There is no answer but 'Yes'. 心の中でそう繰り返しながら、今日を迎えました。1時間目地学教室でレジュメを拝見。

  5班 体と天気の密接な関係      7班 眠いのも成績も人間の本能

  6班 お天道様が握る私たちの生活   8班 今日はエモーショナル!空写真とお天気

 キャッチ―なタイトル。どの班も、天気と自律神経(交感神経、副交感神経)との関連に焦点を当てながら、まさに狙いにあったオリジナリティーあふれる予報を、自分たちで調べ得た知識・実測から見出した納得のいく理論に基づいて提示してくれていました。内容の興味深さ(天気と足取りの関係、気圧と活舌、天気と小テストの成績の相関関係、お天気と感情)は言うまでもなく、プレゼンの作り込み方が抜群でした。(子供のころどんな遊びをしていましたかという問いかけからの導入〔「穴掘ってました。」という答えは秀逸〕、朝の一風景というちょっとした芝居、ニュースキャスターという設定など)どういう見せ方をすれば、聴衆が無駄なく自分たちの発表を味えつくせるかを練習で積み重ねて臨んだことが見て取れました。黒板の左右をうまく使って、示す部分、準備部分を分けチョークで書き込んだところにうまく制作物を貼って視覚的な効果もうまく利用していました。

 上記の部分で一番幸せを感じた部分は、発表を聞いてくれる人に対する愛情の豊かさです。いかに興味を持ち続けて聞いてくれるかを考えて作り込まれているところが最高でした。この姿勢を貫いていれば、いつの時代でも、世界中のどこで、誰と仕事をしてもきっとまた会いたいと思う存在になれることは間違いありません。ぜひ、この姿勢を貫いていってください。人を育てようという気持ちの伝わってくる授業を作り込んでくださる教科担当の先生ありがとうございました。そしてこの授業へいざなってくれた生徒の皆さんありがとうございました。

 もう一つの今日の授業のプレゼントは、気圧が低いと活舌が悪くなるという情報でした。これからの言い訳に使えそうです。

(気圧活舌)←これも早口言葉に使えそうですね。

本日より、3日間公開授業を行っております。生徒の皆さんの学ぶ姿をご覧いただけることを幸せに感じております。お休みにもかかわらず、お運びいただきありがとうございます。