GLHS 京大キャンパスガイド

文理選択、科目選択、学部学科の選択。様々な選択をしなければならない機会に直面し、頭を悩ませることが多くなっていることと思います。 11月6日(日)グローバルリーダーズハイスクール10校合同で行われた京大キャンパスガイドに本校から34名の生徒が参加しました。

全体の講演会では、京都大学大学院地球環境学堂小林広英教授が「実践的取り組みとその射程ー地域に根差す建築の再生/創生」というテーマでご講演してくださいました。建築という分野だけを考えれば、理系という選択になる。しかし、実際に世界の現在の、これまでの建築に関わる技術等に触れる中で社会学、文化人類学といった幅広い要素との連携が必要であるということをお伝えいただきました。

2年生は先日オータムセミナーで九州大学大学院石野良純教授から「今の選択科目や希望の大学の学部で道を決めてしまうのではなく、たくさんの可能性や選択肢、進むべき道があるので学びながら決めていくこと、新しく学ぶことを恐れないこと、自分の苦手科目でできが悪いからなどという理由で、自分の興味のある分野をやってみないのは非常にもったいないことだ」とお話しいただいたことと結びつけて考えられたのではないでしょうか。本校が掲げる、「高い志」、「枠を超える知性」についてより意識を高める絶好の機会をいただけましたこと心より感謝申し上げます。小林先生ありがとうございました。

その後、理学、生命科学、エネルギー科学、農学、文学、人間・環境学、情報学の各分野に分かれ、大学院生の方々からご教示いただきました。各会場とも質疑応答が活発に行われ、同学年の他の学校の生徒たちが主体的に学ぶ姿を見て、お互いに刺激を受けたことは大きな副産物であったことだと思います。

このような機会を設けてくださった京都大学のスタッフの皆さま、又、お世話いただいた北野高校をはじめとする各学校の先生方ありがとうございました。