右から左へ~

―ウィズ・コロナでのカウンセリングで気になること、劣等感、怒りのメカニズム、自己肯定感を下げるくせなどをご紹介くださりながら、ありのままに受け入れること、心の在り方を整えることで「幸せ」、「ハピネス」、「Well-being」へと向かうことができる―11月25日(金)PTAの文化講演会

 本校スクールカウンセラーの花井洋子先生より「自己肯定感を高める」というテーマでご講演をいただきました。花井先生がご講演の中で仰っておられた「ありのまま」の姿で、保護者の皆さんに語り掛けていただいたことで、数回行われたPair Workでは、50数回拝見した茨木高校のどの授業よりも活発で、熱のこもったやり取り(ジャニーズ、キンプリ、クリーム、ボクササイズ)が見られました。生徒をお預かりする立場として、共同体感覚-3つの要素―「自己受容」「他者信頼」「貢献感」が高いほど幸せであるというお話は示唆に富み、長いスパンで取り組みたいと感じる貴重なお言葉でした。ご講演の中で先生ご自身が自己肯定感を高めるためにご努力されている姿勢を感じることができ、自らの日常を省みる機会を得ることができました。花井先生、本当にありがとうございました。また、企画・立案、準備から実施まで労をお取りくださいましたPTA役員の皆さま、文化委員会の皆様ありがとうございました。ご家庭の幸福度が高まりますように!


以下ご挨拶です。

皆様、こんにちは。

 朝晩の冷え込みが日に日に厳しくなる中で、毎朝、電子レンジへの感謝の念が止まりません。スープ、牛乳、ウインナーなど、こちらの要求に応じてそれぞれのお料理が一番引き立つ温度に仕上げて提供してくれます。今朝もホットミルクコーヒーを口にしながらひとしきり電子レンジに感謝の念、敬意の念を伝えて出勤してきました。

 ところでみなさん電子レンジって英語で何というかご存じですか?Microwave (oven)、「電子の波」と呼ばれているのですね。波が熱を生み出すのですね。

 英語を教えていたころ可算名詞(数えられる名詞)と不可算名詞(数えられない名詞)の違いが判らないとよく生徒に叱られました。「形が感じられるか、そうでないかで考えるんだ。」と説明しても生徒はわかったような、ごまかされたような顔をしていました。そんなときにいつも例に挙げていたのが「熱(HEAT)」と「波(WAVE)」でした。熱(HEAT)は不可算名詞。形がない。だからいかに「志望校に合格したい」という熱い思いを持っていても、「目の前にいる人を愛している」と思っていても、形がないから伝わらない。だからその自分の中に帯びている熱を見える形、波(WAVE)にして相手に届けよう。「受験勉強を必死にやる姿」や「君のことが好きだ」という相手に届く、相手が受け止めてくれるA wave, Two waves を生み出すことが大事なんだという説明をしていました。生徒はいつも英語の解説なのか人生を熱く語りたいのかわからないといった表情を浮かべながらほのかにあったかい気持ちを共有してくれていました。

 本日は本校スクールカウンセラーの花井洋子先生より「自己肯定感を高める」というテーマでご講演をいただきます。保護者の皆さまにはご講演から多くの「波」Waveを受け取っていただき、お子様や家族の皆さまを温かい気持ちで満たされる「熱」Heatを持って帰っていただけるような機会になることを願い、私のあいさつとさせていただきます。花井先生、本日はよろしくお願いいたします。