灯す灯火、届く灯り

  家からほんの20分、車で走ると砂漠へと至り、そこから15分先へ進むと街灯も、建物も全くない大地へとたどり着く。家からも眺めることができるのだが、空から降ってきそうな星と天の川(1年中いつでも見られる。さらにアリススプリングスは晴天率90%を超える。お星さま天国なのだ。) を娘にプレゼントしようと企画、立案、実施へと漕ぎ着けた。

  さあ、着いた。娘に「お星さまがきれいだよ、空を見てごらん!」そう言って、車のライトを消した。聞こえたのは、歓声ではなく、泣きじゃくる声だった。星空の美しさよりも、暗闇の深さへの恐怖が勝った。

震災の復興の象徴として語られる、明かり、灯り、燈火。光が与えてくれる力は想像を越える。

  

  

  今月2日より来年1月23日まで開催される茨木イルミフェスタ灯(あかり)2022に2年「まちづくり」の授業の取り組みとして参加しています。生徒主体で「自然」・「自由」・「美」・「愛」の4つのテーマをもとに、イルミネーションチームが発案した飾り付けを行いました。

「仕事から帰ってくるときに車窓から、この光を見て癒され、和んでいただければ幸せです。」お話を伺った関係者の方のお伝えくださる言葉に、深い感謝の念を抱くとともに、街、人を明るくするこの活動に高校時代に従事したことが、携わったメンバーのこれからの人生にどれだけの光を注いでくれているのかと想像することで心もilluminatedです。

セッティングしてくれた皆さんのおかげで街の人、道行く人々たちの心が照らされています。できるだけ多くの人に幸せが届きますように!そして灯る灯は誰かが灯してくれているということに感謝を忘れないようにしよう。朝、いつも灯りを灯してくださっている先生ありがとうございます。