涼風一陣

雲に「がんばり続けてほしい」の願いもむなしく太陽の熱に苛まれながら予行の一日を終えました。

開会式のリハーサルでは、総長の選手宣誓の言葉にうるっとしましたがリハーサルで泣くわけにはいかないと自制し、マスゲームの演技ではアピールポイントを体現しながら一人ひとりの心からあふれ出る笑顔に心奪われ、応援団の演技ではピタッとそろう一体感とずれていることで調和を表現するという美しさに出会う機会を得たり等々、心が落ち着く暇もない一日となりました。

15:00ごろ、風が吹いた。涼を与えてくれる風。30数年前、教師になって数年間、行事や部活終わりに真っ赤に日焼けした生徒を見ながら、一回り大きくなった様子に感激しつつ、行事がこれで終わるんだなという寂寥感を味わったことを思い出させてくれる風でした。

泣いても笑ってもあと一日。共に歩んできた仲間。先輩、後輩。関わってくださった先生。応援してくれた保護者のみなさん。多くの人と明日を、明日の出来事を分かち合ってくださいね。皆さんが振りまく笑顔も発する声も、そこにいるすべての人のその時も、これからもずっと支えてくれる1ページになるはずです。明日、ベストが尽くせるよう今日はしっかり休養をとってくださいね。

涼しい風が吹くことを祈りながら、明日一日、応援しています。