早送りができない⁉
10月5日(水)PTAの社会見学で、過去からの連続性として今と未来を静かに紡ぐ「美しい村」VISON(美村)への往路のバスの中の出来事であった。11月1日(水)PTA向けのご講演くださるピアニストの西川梧平氏が出演されたお昼のトーク番組を視聴していた時にそのアクシデントは起こった。体にはいいが少し抵抗を感じる人への色付きのドリンクをお勧めするコマーシャルが流れ始めたのを見て、委員の方が早送りを試みたときにDVDが完全にストップし、1から再生を始めた。何度か試みたがうまく行かない。委員の方々の努力もむなしくマシーンは同じ応えを出してくる。バスの中の雰囲気が気になった。まるで何事もないかのように各席で皆さんお話をされているご様子、一番前で表情を見ることはできないが、おそらく皆さん笑顔でご歓談されていたのだと思う。コマーシャルのところまで音を消して再生をしながら、リスタート。西川氏の人となりがふんだんに示されるトーク、演奏にひとしきり魅了された。トークの中で氏は「時間」と「自信」について話をされた。「事」が起きたときの「心」の動きや「向き合うこと」について多くのことをご示唆くださった。直接お話を伺う機会が待ち遠しい。 映像に惹きつけられたのと同時に、このバスの中でたゆたうさりげない、でも何かとても暖かい空気に包まれていることに心が和んだ。そう遠くない過去に同じ暖かさに包まれたことを思い出した。全校生徒にSHRでの放送をした翌日、数多くの生徒のみなさんが目を見て、体をこちらに向けて、ありったけの笑顔で、これ以上ないくらいに実直に体を折り曲げ、頭を下げ「おはようございます」を届けてくれた。「事」は起こる。懸命に、誠実に全力で対応する。でも「事態」は簡単には好転しない。たゆたうさりげない、暖かい空気。言葉を必要としない暖かさが届けられ、心に沁みる。
東京2020パラリンピックで演奏されたWhat a wonderful world! が映像の中で流れる。まさしくバスの中の出来事、生徒玄関で交わすあいさつ、日常生活のあらゆるところで「素朴で、素敵な、素晴らしい人たちに包まれた世界」であることに気づかせてもらえた。
奥行きのある空、趣のある白い雲、目にまぶしい緑、そしてすれ違うたびに届けてくれる笑顔、言葉にならない思いをお伝えいただく機会がたくさんありました。
思い起こせば「不思議がいっぱいwonderful」というスピーチを生徒のみなさんに先んじて昨年の社会見学会でご披露しました。もうあれから1年が経ちました。76期生の体育祭での大活躍、77期生とは一緒に入学し、同じ時間を過ごしています。78期生の夏休み中の学外での活躍の様子にも力をもらっています。昨日は、保護者の方々からさりげなくとても暖かいたゆたう空気を頂きました。直接励ましのお言葉をかけてくださった皆様ありがとうございました。ウサギ年の後3か月、2023年度の半年を「駆けて」いけそうです。文化委員の皆さま細かいところまでご準備され、お心配りいただきありがとうございました。この度(旅)の暖かい空気の源泉は委員の皆さまからお届け頂いたものです。心よりお礼を言わせてください。ありがとうございました。 挨拶を聞き逃しましたとバス降車時にお伝えいただいた保護者の皆さま、挨拶の中身は上記、書かせてもらいました。+冒頭にworldにつく冠詞は何ですかという質問をしました。世界は一つだから、一つに決まる「the」が正解ですとお伝えし、形容詞がくっつく様々な世界DisneyではIt's a small worldやA whole new worldがあるというご紹介をし、What a wonderful world!へと繋いで、今日が素敵な世界となりますようにと結びました。
I believe it was one of the most wonderful days yesterday. What a wonderful world we have here, at Ibaraki High School!