現代文、総英ⅡR、数Ⅱβ、数Ⅰα、物理特講、世界史探究、総英ⅠR、先週の金曜日は教育庁から学校を訪れた方々と拝見し、今日は先生方のMJSの企画に混ぜてもらって授業を見せていただきました。
「なんて贅沢なんだ!」タイトル通りの感想です。先生によっては10数年培ってこられた中で提供されている授業。「お邪魔します」の気持ちを忘れてはいけない。改めて確認した。
自分にとっては難解なトピックなのに魔法をかけられたように理解できる気にさせられる。「簡単ですね。」「めっちゃ簡単。」「愚直にやればできるよ。」一つのプリントに一つのタスク。できる限りシンプルに提供している。これは簡単ではない。何度も何度も自問自答した末に行き着いた一つの形態だと感じました。ゴールへの階段を、一つひとつの段階を示しながら、Stepを踏んでいくことで、次のStageへ進める。見事なマジックでした。
これでもかという内容を一枚に詰め込みながら、一定のリズムで生徒に問いかけながら、ペアワークまで行い、主体的に考える機会を与える。うーん。1分って、30秒ってこんな時間の流れだったかと思うほどのタイムマネジメントでした。軍人皇帝時代が50年間で26人もの皇帝が乱立するというお話、怖かったですね。敵と戦いながら、味方から狙われるなんて恐ろしい。「皇帝」が「校長」だったらと思うとぞっとする瞬間でした。
紙幅の関係上、今回は内容についてはここでぐっと我慢をして、最後に授業後に聞いたお話で印象的だったことをお伝えします。「校長先生は、授業の中で何か一つでも発見できるものを提供できればと仰いましたが、自分は『わからない』ということがわかった。そして、その生徒が『わからない』ということを先生がわかっているということも大切なことだと思うんです。だから机間巡視をしっかりして、一人ひとりの様子をしっかり見ようと思っています。」そうおっしゃる先生の言葉を受け取りながら、改めて教えるっていいなぁと感慨深く先生を眺めながら、言葉のない時間を味わいました。
機会を作ってくださった先生方ありがとうございました。
そっと教室に入って、じっと見つめるだけなので、ぜひ教室で、グランドで、授業を拝見させてください。生徒の皆さんも温かい眼差しで迎えてくださいね。