大学生が大学の主役   GLHS10校京大キャンパスガイド

「宇宙のすべてを支配する数式」京都大学大学院理学研究科の橋本幸士教授からご講演をいただきました。ご講演の中での本質的な、アカデミックな学びはもちろんですが、ご自身が学問と向き合われる中で99.9999...%の仮説は忘れ去られ、何万人もの物理学者が道を究めようと進む中,最後に石を置いた人がノーベル賞を受賞されているというお言葉がとても印象に残りました。この世の中のありとあらゆることに様々な人が、様々な分野でより良き世界を、より良き社会に向かって互いに係わり、影響を与えながら、歩んでいるんだということをお伝えいただいたように感じました。第1部に参加したGLHS10校のそれぞれの学校の生徒に、様々な学びがあったことだと思います。

 京大キャンパスガイドの魅力は、第1部の冒頭で北野高校の校長先生よりご紹介があったように、京都大学に実際に足を運んで、その空気を感じ、学びに触れること。京都という町の歴史、文化そしてそのエネルギーに触れること。そして10校の生徒たちとの触れ合いが持てること。

第2部の分科会では

A 工学研究 「持続可能なまちのみらいをデザインしよう!」                   B アジア・アフリカ地域研究 「学校に行く、行かない それって誰が決めること?国際教育開発と現場の認識」                                              C 農学研究 「世界は毒に溢れている」                            D 理学研究 「あれもこれも流体力学」                                               E 人間・環境学研究 「複数の言語を学んでみよう!」                                    F 医学研究 「新時代の医療職"認定遺伝カウンセラー"の資格を持つ大学院生と学ぶ『ヒト遺伝と生命倫理』」                                                               G 文学研究 「古地図の機能や種類、読み方ー歴史地理学への第一歩-」

 の7つの分野に分かれて各校の生徒が大学院で研究をされている方々からのお話を伺いました。ある分科会では、始まるまでの時間を利用して参加者同士で話をするよう促され活気のある交流する機会を持ててお互いに刺激を得ているようでした。

 1部のご講演、2部の分科会での院生の方々から研究されていることについてお話を頂くことで、生きていくという誰もが営んでいることに彩を感じ、そしてその意味に深く思いを馳せる機会を得られたのではないかと感じました。一足早いクリスマスプレゼントを受け取った参加者のみなさんMerry Christmas!

 プレゼントをくださった京都大学の関係者のみなさん、ご準備・調整、当日の運営に携わっていただいたGLHSの高校の先生ありがとうございました。