もう2024年も12分の1が終わろうとしている。相変わらず年始の一か月はものすごい速度で駆け抜けることになる。お伝えできていないことが数々ある。
昨年、複数のクラブが全国大会で順位がついていることについての報告があった。全国大会に出場するということだけでも快挙に近い、その上で入賞を果たすということはさらに高みに到達したことだということをお伝えした。
この一月に2つのクラブの部員とお話をする機会を頂いた。第2週に水球部のメンバーがバルセロナでヨーロッパの各国の選手と練習や試合などをする機会を得た話をしてくれた。同じ高校生として分かち合える部分と技術を始め卓越したものを持っている選手たちとの触れ合いは今後のプレー、人生において大きな、貴重な体験であったとそれぞれが話してくれた。世界の選手たちとの触れ合いはもちろんだが、日本のトップアスリートたちと過ごした時間もかけがえのないものであったと述懐した。一度に多くの体験をする中できちんとそれぞれを自分の中に落とし込めている姿に頼もしさを感じ、「これまで」の努力が「これから咲く花」につながることを心から願う機会となりました。
第3週には全国の大会に臨むスキー部のメンバーが訪れてくれました。昨年に引き続き出場する選手、今回が初出場になる選手。連続出場する選手は「全国大会で勝負をしたい、少しでも良い結果をめざす。」と力強く語ってくれ、初出場の選手は、「全国の大会で高いレベルでの滑りに触れる機会があるので、少しでも多くのこと、ものを吸収したい」と述べてくれました。この言葉は連続出場し、勝負をしに行くと告げた選手が昨年届けてくれた言葉と寸分違いませんでした。連綿と続く部活動の中での高い意識と伴う成果。伝統や継承、その大切さ等多くのことに気付かせてもらえました。
四半世紀前に22名の現役教員たちが日本語教師として世界へ飛び立つ際に、代表あいさつをする機会を頂きました。文部省(その当時は文部科学省ではなかった。)の担当者や研修を担当してくれた東京外国語大学の学長から国を代表するという訓示を頂いた後のあいさつ。まさか、自分が国を代表するという機会が生涯にあると思っていなかった。ただただ目の前にいる生徒を大事にしていたらその場に立っていたというのが正直な感想でした。この海外での日本語教師という経験が、その後の国際交流を担う源流となり、様々な国の多くの人と出会い、様々な学校の多くの高校生から様々なことを学ぶこととなる。
全国大会や世界へとはばたいていくことは自分にとって遠くにあるように感じている人もいるかもしれません。世界は広い、でも遠くはない。そう告げてくれる部員のみなさんから2024年の1月に励ましの言葉をいただけたので、皆さんにお届けします。
75期生(カンガルーを取りに来てくれてありがとう。75期生の分も折ってるから、取りに来てね)、76期生のみなさん今が踏ん張りどころ前向いてがんばりましょう。世界があなたたちを待っている!