「豊」に曲あり、「響く」に音あり!

昨日。生徒玄関。no more than, no less than, not more than, not less thanについてこんがらがるよな~と話しながら登校する姿に出くわした。ここを学ぶ時にはmore than, less than(実はfewer thanとの使い分けにも困る)という比較表現が中心なのでそこに注目するがゆえに焦点がぼけることがあるのだけれど、実はここではnoの破壊力と、notの控えめ感に触れる絶好のチャンスなのだなどと考えているうちに話している生徒たちは階段を駆け上がってしまった。よくよく考えると、昨日は、今年度生徒が通常登校する最後の日だった。話をするかけがいのないチャンスを逃してしまった。後悔先に立たず!

シンガポール海外研修の事前研修も昨日が最終回であった。B11の教室に向かうとBC間で人だかりが見える。オレンジ色の楽譜が目に入る。3月5日の音楽会に向けての集いであるようだ。昨年度もらった心の琴線に触れる数々のパフォーマンスがよみがえる。様々な困難に向き合いながらこの一週間を駆け抜けるであろう生徒のみなさんに心の中でエールを送った。事前研修でも参加者各自が自分の枠を超えそれぞれが刺激し合う姿を見守った。

言葉を交わすチャンスをうまく生み出せないまま最後の一日を終えようとする校長室に吹奏楽部のメンバーが定期演奏会のご案内に来てくれた。3月30日(土)の定期演奏会への誘いだ。直接話をするチャンスをくれた生徒のみなさんに感謝の気持ちを抱きながら、校長ブログへの掲載の許可を得た。昨年度もこの3月に音楽祭と定期演奏会という二つのイベントで心洗われたことを鮮明に思い出した。

素敵な曲たちと魅力的な音色が天まで届く、心を豊かにし、心に響く演奏を楽しみにしています。