4人の3年生が校長室を訪れてくれました。昨年度3月11日から16日Beyond_I in Singaporeに参加した人たちです。 海外へのハードルが下がった。とても遠く、自分には縁のない世界だと思っていた海外が、もしかしたらそこで生活をすることもできるのではないかという思いに至らせてくれた。アラブストゥリートでインタビューに答えてくれた人たち、NUSのカフェテリアでともに食事をとりながら話をしてくれた人たち。関わってくれた人の多くの人たちのやさしさが自分を変えてくれた。文化の違いを学ぶこと、語学のスキルを上げること、進路を選択するうえでの新たな観点を得るなど様々なことを思い描いて参加したが、一番の収穫はコミュニケーション能力が向上したこと、そしてそれは信頼し合う素敵な仲間と価値観を共有できたからこそ得られたことだ。研修の中身、Leadershipについて学ぶ中で「共感」という言葉を二つの単語で表現していること、Empathy >Sympathyに気づけたことが大きい。些細なことだが、授業を聞くときに相手の言葉を受け止めながら頷いたり、ペアワークで積極的に問いかけたりすることを通じてEmpathyが自分のものになっていくということを実感する毎日だ。
Beyond_I, まさしく自分を越える旅だった。保護者の方から背中を押されて参加した。どんどん自分を越えていく。過去の自分を置き去りにして、前へ前へと進んで行く。そんなお話を時を愛おしむように皆さんがしてくれた。
77期生とは3年めになる年だ。Anxiousの話やMonumentの話にもうなずいて聞いてくれている。ずっと実施したかった海外研修。78期生のFirst Penguinsの大きな力を得て、成就したBeyond_I 79期生も同様の機会に恵まれるよう参加者のみなさんのこれからの活躍を見守りたい。
報告に来ようと思ってくれたことそのものが宝物。話が聞けたことはその輝きを見て取れたこと。12分の1を終えた今日という日に、残り11か月のエネルギーを頂いた。明日からはクールビズ。今度ネクタイをするのは半年後。どれだけたくさんの生徒のみなさんと今日のような素敵な時間を過ごして6か月後を迎えるのか楽しみです。いい五月にしましょう!