感じる...言葉が射る!

写真が好き、趣味。作品を示す。映し出される夜景。高速で移動する車。             黒いネズミの笑い声を出してみて。アハッ。ハハッ。僕、黒ねずみ。

高速で移動する車のライト、ブレーキランプ、そのダイナミックな景観の残像が、体内で起こるタンパク質の活躍の様子へと移り変わる。原子とイオンの大きさを紹介するための導入だ。

笑い声が一通り部屋の中を駆け抜けた後、歌声の大きさと質が変わった。明らかに変わった。     黒ネズミの魔法だ。

教育実習生の授業、化学と音楽を見学した。予想もつかない教授法。興味を持つということが学びを促進する姿をまざまざと示してくれた。

二人の先生の「何か」を伝えたいという「想い」が形になって届く風景。まさしく「慈悲」あるところに「知恵」が湧く体現の連続だ。

いいものに触れた。そして何より、振り返りの時間を校長室でお二人とできたこと。この時間は「これまで」の自分の歩みと「これから」の自分の歩んでいく道に光を与えてくれました。言葉が射てくれたことを感じた瞬間でした。ありがとう!

昨日の記述を振り返りながら、本日、教育実習最終日。3人の実習生から見学の依頼を頂きましたが、結果的にお1人しか拝見できませんでした。大切な機会を逸しました。残念、そして申し訳ない。

All Englishの授業。流暢な英語は華やかで、そこにスポットを当てると大切な本質を失う。

書かれてある英文を、丹念な質問で読み解いていく。文の難易によって質問の仕方を変えている。生徒への質問がうまく通らないとき、さりげなく何段階にもわかりやすい英語に変換していく。生徒に提示するスライド内の英語の質問に理解しがたい表現がある可能性があるときには生徒への問いかけの文はエッセンスだけのターゲットがわかりやすいものに代える。臨機応変、柔軟性に富む、しなやかな授業展開だ。英語での思考が止まらないように、細やかな配慮の連続がDirectionsの中にちりばめられている。

準備にどれだけの時間をかけたのだろう?その最中にどれだけ生徒の笑顔や悩む表情を思い浮かべたのだろう。それぞれの授業の、一つひとつの生徒への働きかけに費やした時間が慮られる。ああ、教育の未来は明るい。みんな光っている。光ろうとしている。どうか世の中を動かしている中枢の人々に若者たちを照らす灯りを当ててほしい。そう願う。教育実習生のみなさん、お疲れさまでした。あなたたちの学びと私(たち)の気づきが明るい日を作っていけますように!