雨模様。講師の先生をはじめ、訪れてくださるすべての方々にとって何とか影響が少ないことを祈って校長室から外の様子を眺めていました。小雨降る中、訪問される方々に、歩み寄り、お声がけされ、ご案内してくださる方々、玄関で靴袋や傘立てのご案内をしてくださる方々、様々な業務に従事していただくPTAの委員の方々のご尽力で令和6年度PTAブロック協議会が開催されました。 軽音楽部の部員さんがセッティングしてくれた会場、PTAの方々が前日夜、遅くまでご調整いただいたプロジェクター、スクリーンなどを拝見しながら改めて多くの方をお招きして、行事を実施することの大変さ、大切さに感謝する時間を頂きました。
本校PTA会長から開会宣言、2ブロック委員長の校長先生よりご挨拶を頂き、
続いて、本校2年生2名による学校紹介をしてもらいました。本校の伝統に関するクイズを2問、聴衆に参加を求め、随所、随所に笑いを入れるという大阪では欠かせない要素を盛り込みながら、自主自律の精神、部活動、行事、授業などの状況の説明とその奥にある本質的な茨高の中で流れていることなどについてお話をしてくれました。後の原先生のご講義の中では二人のアイコンタクトを含む非言語コミュニケーション力の高さに触れていただき、最後の次年度開催校のPTAの役員の方から感激したというコメントを頂くなど本会全体に大きなインパクトを与えてくれるプレゼンをしてもらいました。本日の文化祭を思うと大変忙しい中、時間を費やしてもらえたことに心から感謝いたします。
ご講演では、佛教大学副学長の原清治先生よりーポストコロナを生きる若者たちへの寄り添いかた―についてデータに基づいて、暖かく、時に鋭く、問題の本質についてご教示頂きました。保護者のみなさまに対してのお子様の普段ご覧いただいている様子とその奥にある気持ちの揺れ、また今の世代の若者がどのように物事を受け止め、考え、受け入れているかということなどについて考える貴重な機会であったように思います。次から次へと繰り出されるユーモアに浴しながらお聞きいただく時間は瞬く間に過ぎていきました。我々教員に対しては、つけていくべき学力、高大の関わり、アサーティブな力を身につけさせることの重要性をご示唆頂きました。 第2部では茨木工科高校のPTAの役員の方から近畿地区高等学校PTA 連合会からのご報告があり、難しい時代の、かじ取りではあるが、生徒を大事に見守りながら活動を継続していくために力を合わせていこうというメッセージをお届け頂きました。
茨木高校(先日の社会見学、文化講演会も情報としてお届けされていました。感服いたしました。)を皮切りに、各校のPTA活動の報告が行われ、様々な高校で、様々な状況下で、多種多様な取り組みがなされていることを参加者のみなさまが共有できたことも土曜の午前中という貴重な時間の中で得られた有益なものだったと思います。
春日丘高校PTA会長より次年度開催へ向けての抱負をお示しいただき、私から閉会を宣言させていただきました。その中で、ご講演の中にあった今の若者が「よっ」の後に何のやりとりも期待できないのであれば、本日の会場のみなさまが一つ一つの発表に対して返してくださった「あ~」「お~」という暖かいコミュニケーションが生み出すものをしっかり次世代に繋いでいけるよう力を合わせていきたいということをお伝えしました。「よ」のあとには「らりるれろ、わ、を、ん」しかありませんが、「あーお」の後にはカ行以下多くの文字が続きます。多くの課題を頂きましたが、果実が実ることを願いながら力を寄せ合っていきましょう。
御礼
開催にあたり、ご尽力いただいた各校のPTAの委員のみなさまありがとうございました。ご調整いただいた各校の先生方、そしておそらく恐ろしいほどの仕事を抱えておられる中で力を添えていただいた教頭先生にも心より感謝申し上げます。
準備はもちろん、自分たちの練習場所や時間を提供してくれた軽音楽部員のみなさん、本当にありがとう。今日の文化祭、力の限り応援したいと思います。
そして本校PTAの委員のみなさま、時間、労力、お気遣い、お心遣いを頂きありがとうございました。(校門でのお出迎え、会場までのご誘導、スムーズな受付、視聴覚設備の設定、運用、流れるような司会等々描き切れません。)そして本日の文化祭、連日のお出ましになりますが、よろしくお願いいたします。